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令和7年度は令和4年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、九州・沖縄地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。4月は長崎県でした。
小学校:4月21日(月曜日)、中学校:4月21日(月曜日)
●献立● ご飯・牛乳・あじフライ・浦上そぼろ・じゃがいものみそ汁
(中学校給食より抜粋)
「あじフライ」
長崎県は、全国的に見ても水産業が盛んな地域であり、特にあじの漁獲量は全国1位です(農林水産省 「漁業・養殖業生産統計」(令和6年))。あじには、糖質やタンパク質、脂質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB群が豊富に含まれています。今回は、子どもたちに人気のある「あじフライ」として提供しました。
「浦上そぼろ」
「浦上そぼろ」は、1500年後半、キリスト教の宣教師が現在の長崎県浦上地区で、肉を食べる習慣のない信徒に豚肉を食べさせるために考案した料理とされています。一般的な「そぼろ」とは異なり、ひき肉は使わず、細切りにした豚肉を揚げかまぼこ(平天)、糸こんにゃくやにんじん、ごぼうなどと一緒に炒めて作られます。
奈良の地場産物や郷土料理を取り入れた「古都ならの日」の献立です。
小学校:4月28日(月曜日)、中学校:4月28日(月曜日)
●献立● ご飯・いわしのかば焼き・ひじきの炒め煮・にゅうめん・奈良のはちみつ大豆(小学校のみ)・納豆(中学校のみ)
(小学校給食より抜粋)
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】、【青ねぎ】、【奈良のはちみつ大豆】を使用しました。
「にゅうめん」
「にゅうめん」は、茹でたそうめんを温かいだし汁に入れて食べる奈良県の郷土料理です。奈良県桜井市は、そうめん発祥の地として知られています。奈良県では、一年を通してそうめんを食べる文化が根づいており、夏は冷たいそうめん、冬は温かいにゅうめんとして親しまれています。にゅうめんは子どもたちにも好評で、奈良の郷土料理に親しみを持って味わってくれました。
小学校:A班:4月15日(火曜日)、B班:4月16日(水曜日)
中学校:D班:4月15日(火曜日)、E班:4月16日(水曜日)
●献立● パン・牛乳・フランクフルトのケチャップあえ・ごぼうサラダ・アスパラ入りクリームシチュー
(小学校給食より抜粋)
「アスパラ入りクリームシチュー」
アスパラガスは、春から初夏にかけて旬を迎える食材です。原産地はヨーロッパとされており、日本には江戸時代頃、観賞用として伝来し、大正時代から食用として栽培され始めました。アスパラガスには、疲労回復効果のあるアスパラギン酸が含まれています。今回は、クリームシチューとして提供しました。子どもたちは旬のアスパラガスを味わって食べてくれました。
小学校:A班:4月18日(金曜日)、B班:4月17日(木曜日)
中学校:D班:4月18日(金曜日)、E班:4月17日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・ハンバーグのてり煮・にんじんしりしり・豆腐のみそ汁
(小学校給食より抜粋)
「にんじんしりしり」
「にんじんしりしり」は、千切りにしたにんじんを炒めて卵でとじた料理で、沖縄県の郷土料理として知られています。野菜をすりおろす時に聞こえる「すりすり」という音は、沖縄県の方言で「しりしり」と言うことからこの名前が付いたそうです。にんじんに含まれているカロテンは、免疫力を高めるなどの効果があり、油で炒めることで吸収率が高くなるとされています。にんじんが苦手な子どもたちもたくさん食べることができたそうです。