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令和5年度は昨年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、沖縄・九州地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。2月は青森県でした。
小学校:A班:2月16日(金曜日) B班:2月15日(木曜日)
中学校:D班:2月16日(金曜日) E班:2月15日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・いわしのかんろ煮(小学校のみ)・にしんのかんろ煮(中学校のみ)・煮あえっこ・せんべい汁
(中学校給食より抜粋)
「煮あえっこ」
「煮あえっこ」は青森県下北地方の郷土料理です。冷害被害が多く稲作が難しかった下北地方では、食糧確保のために、野菜は大根、人参、ごぼうなどの根菜類、山菜は塩蔵や乾燥して保存食にするなど、様々な工夫がなされてきました。煮あえっこは、これらの食材と豆腐を炒め、調味料を入れて汁気がなくなるまで煮た料理です。給食では、山菜の代わりに塩昆布を使っています。
「せんべい汁」
奈良市産の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校:2月26日(月曜日) 中学校:2月26日(月曜日)
●献立● ご飯・さばの梅煮・大和まなとうす揚げの煮物・じゃがいものみそ汁
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【青ねぎ】【大和まな】【梅ペースト】を使用しました。
「大和まなとうす揚げの煮物」
大和の伝統野菜である大和まなを使用した家庭料理です。大和まなは、種から油をとるために栽培されていましたが、漬物や煮物としても食べられるようになりました。特に、大和なまとうす揚げの煮物は地元の家庭料理として親しまれています。
小学校:A班:2月7日(水曜日) B班:2月6日(火曜日)
中学校:D班:2月7日(水曜日) E班:2月6日(火曜日)
●献立● 減量ご飯・牛乳・柿の葉ずし(さけ)・ちらしずしの具・白菜のみそ汁・棒ソーセージ(中学校のみ)
(中学校給食より抜粋)
「柿の葉ずし」
柿の葉ずしは、奈良県の郷土料理であり、塩でしめたさばを酢飯と一緒に柿の葉で包んだ押しずしのことです。柿の葉には防腐効果があり、柿の葉ずしを作ってから一晩おくことで、柿の葉の香りと魚のうまみが酢飯に移ります。現在は、さばのほかにも、さけやたいなどの柿の葉ずしも作られています。給食ではさけの柿の葉ずしが登場しました。
柿の葉ずしは初めて食べる子どもも多かったようで、数日前から楽しみにしていたそうです。食べたことのある子もない子も大盛り上がりで、柿の葉の香りを楽しみながら、おいしく食べてくれました。
節分は、春が始まるとされる「立春」の前日の日のことで、邪気を払うための様々な行事が行われます。奈良市の給食でも節分にちなんだ献立が登場しました。
小学校:A班:2月2日(金曜日) B班:2月1日(木曜日)
中学校:D班:2月2日(金曜日) E班:2月1日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・いわしのしょうが煮・煮びたし・キャベツのみそ汁・福豆
「いわしのしょうが煮」
節分には、ひいらぎの枝に焼いたいわしの頭をさしたものを門口や家の軒下に飾ります。鬼を払う魔除けのおまじないで、いわしの頭を焼いたときのにおいと、ひいらぎの葉の鋭いとげで鬼を追い払うという意味があります。
子どもたちは、しっかりした味付けでご飯に合うと大喜びで食べていたそうです。
「福豆」
鬼に豆をぶつけることで邪気をはらい、さらに豆を年の数だけ食べることで生命力を得て、1年間元気に過ごすことができるとされています。子どもたちは、節分を感じられる行事食をおいしく食べてくれたそうです。