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令和5年度は昨年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、沖縄・九州地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。10月は長野県でした。
小学校:A班:10月20日(金曜日) B班:10月19日(木曜日)
中学校:D班:10月20日(金曜日) E班:10月19日(木曜日)
●献立● ご飯・牛乳・にしんのかんろ煮・つぶつぶ・高野豆腐のみそ汁
(中学校給食より抜粋)
「つぶつぶ」
つぶつぶとは、長野県松代地区の郷土料理で、季節の野菜などをつぶのように小さめに切って煮た料理です。年越しやお正月・節分など、人が集まるときに食べられてきました。給食では、焼ちくわ、大根、干しいたけ、にんじん、ごぼう、つきこんにゃくを煮て作り、具だくさんのおかずになりました。子どもたちは、つぶつぶという名前に興味津々だったそうで、自分でつぶつぶについて調べてきた子どももいたようです。
「高野豆腐のみそ汁」
長野県では古くから冬場の寒冷地の特性を生かした凍り豆腐(高野豆腐)造りがさかんで、現在は全国の高野豆腐の9割以上が長野県で生産されています。高野豆腐はたんぱく質・鉄・カルシウムなどを豊富に含んでいます。食べ応えのある高野豆腐をみそ汁にして美味しくいただきました。
奈良市産の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校:10月30日(月曜日) 中学校:10月30日(月曜日)
●献立● ご飯・さばのしょうが煮・きんぴらごぼう・奈良なめこのみそ汁
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【青ねぎ】【玉ねぎ】【なめこ】を使用しました。
「奈良なめこのみそ汁」
奈良県十津川村で栽培されたなめこを使ったみそ汁が登場しました。十津川村は奈良県の最南端に位置する日本一広い村で、村の特産品としてきのこの栽培が行われています。なめこは好き嫌いがわかれるようですが、なめこが大きくて具だくさんで美味しい、なめこのヌメリが美味しいといった声も届きました。
10月の第2月曜日はスポーツの日です。スポーツの日の趣旨は「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」とされていて、2020年に「体育の日」から名称が変更になりました。
小学校:A班:10月11日(水曜日) B班:10月10日(火曜日)
中学校:D班:10月11日(水曜日) E班:10月10日(火曜日)
●献立● ご飯・牛乳・豚肉のしょうが焼き・じゃがいものみそ汁・手作り梅ひじきふりかけ
「手作り梅ひじきふりかけ」
スポーツをした後の疲労回復にはクエン酸が良いと言われています。梅に含まれるクエン酸は、運動して溜まる疲労物質である乳酸を分解するため、疲労回復効果があります。クエン酸には疲労回復効果のほか、食中毒を防ぐ効果や、カルシウムや鉄の吸収を助ける働きなどもあります。
今月子どもたちから好評だったメニューを紹介します。
小学校:A班:10月13日(金曜日) B班:10月12日(木曜日)
中学校:D班:10月13日(金曜日) E班:10月12日(木曜日)
●献立● 麦ご飯・牛乳・キムタクご飯の具・もやし炒め・豆乳汁
(中学校給食より抜粋)
「キムタクご飯の具」
キムタクご飯は長野県塩尻市の栄養士が考案したメニューで、キムチとたくあんを使った混ぜご飯のことです。長野県は伝統的に漬物文化が発達している地域でありながら、子どもたちの漬物離れが進んでいました。そこで子どもたちに漬物を美味しく食べてもらいたいという想いからキムタクご飯が生まれたそうです。
奈良市では初めて給食に登場しました。子どもたちは「キムタク」というネーミングに興味を惹かれたようで、どんな料理か想像しながら、この日の給食を楽しみにしていたようです。残量がほとんどなく、どの学年にも大好評のメニューでした。
キムタクご飯
小学校:A班:10月27日(金曜日) B班:10月26日(木曜日)
中学校:D班:10月27日(金曜日) E班:10月26日(木曜日)
●献立● わかめご飯・牛乳・豚肉と大和まなの炒め物・にゅうめん・ミニたい焼き(中学校のみ)
(中学校給食より抜粋)
子どもたちから大人気のわかめご飯が登場しました。学校では、10月中頃からわかめご飯の日を楽しみにしている声が聞こえていたそうです。わかめご飯の回数を増やしてほしい、わかめご飯が食べられてうれしい、といった喜びの声がたくさん届きました。