本文
令和5年度6月の給食紹介
令和5年度6月の給食紹介
「食育の日」の献立
令和5年度は昨年度から引き続き、食育の日のテーマを「日本の郷土料理について知ろう」とし、沖縄・九州地方から出発して、毎月各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し味わいます。6月は栃木県でした。
小学校：6月19日（月曜日） 中学校：6月19日（月曜日）
●献立● ご飯・牛乳・にしんのかんろ煮・五目飯の具・かみなり汁
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「五目飯の具」
五目飯は祭りや農家の休日など、特別な日に作られてきました。かんぴょうをはじめ、油揚げ、にんじん、干ししいたけ、ごぼう、絹さや、錦糸卵など、色とりどりの食材が並ぶハレの日にふさわしい伝統料理です。主な使用食材となるかんぴょうは、日本の生産量のほとんどが栃木県産です。
給食では、鶏肉、油揚げ、こんにゃく、にんじん、干ししいたけ、ごぼう、かんぴょうを使用しました。具だくさんの五目飯を味わっていただきました。
「かみなり汁」
かみなり汁は水気を切った豆腐をくずしながら油で炒め、だし汁やみそで味付けをした汁のことです。豆腐を油で炒めるときにバリバリと雷のような音が鳴ることから、かみなり汁という名前がつきました。
子どもたちは「かみなり汁」という特徴のある名前に興味を示し、美味しく食べてくれたようです。
「古都ならの日」の献立
奈良市産の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校：6月26日（月曜日） 中学校：6月26日（月曜日）
●献立● ご飯・さばの梅煮・吉野煮・かぼちゃのみそ汁・野菜ふりかけ
奈良県産の食材として【米（奈良市産）】【吉野くず】【青ねぎ】【玉ねぎ】【梅ペースト】を使用しました。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「さばの梅煮」
奈良県には賀名生梅林（五條市）、月ヶ瀬梅林（奈良市月ヶ瀬地区）、広橋梅林（吉野郡下市町）といった梅林の名勝があります。これらの場所で栽培された梅は梅干しなどに加工されます。梅干しの酸味はクエン酸によるもので、クエン酸には夏の暑さで疲れた体を回復したり、食べ物を柔らかくしたりする働きがあります。
子どもたちは、梅と一緒に骨まで柔らかく煮たさばをよく食べていたそうです。
「吉野煮」
吉野煮とはくず粉を使った煮物のことです。「くず粉」はくずの根から摂れるでんぷんを精製して作られます。奈良県吉野地方では、昔からくず粉が作られていて「吉野くず」として有名になりました。くず粉は和菓子に使ったり、料理にとろみをつけるために使われたりします。給食のメニューでは、豚肉・厚揚げ・小松菜・にんじん・こんにゃくの入った煮物を吉野くずでとろみをつけて仕上げました。
★☆「奈良のマーボーなす」が登場しました☆★
小学校：A班：6月14日（水曜日） Ｂ班：6月13日（火曜日）
中学校：D班：6月14日（水曜日） E班：6月13日（火曜日）
●献立● ご飯・牛乳・コーンしゅうまい・奈良のマーボーなす・わかめスープ
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「奈良のマーボーなす」
マーボーなすに使用した「大和丸なす」は奈良市や大和郡山市などで古くから栽培されています。名前の通りの丸い形が特徴です。また味付けには「五徳みそ」が使われています。「五徳みそ」は中国から奈良の都に伝えられた甘口の米みそです。肉や野菜のうまみが染みこんだ美味しいなすを味わっていただきました。
↑大和丸なす
↑奈良のマーボーなす
なお、この日の給食では化学肥料・化学合成農薬を慣行栽培と比べ、3割以上低減した奈良市産米（令和4年度米）を使用しました。
★☆6月4日～10日は「歯と口の健康週間」です☆★
「歯と口の健康週間」は、歯と口の健康について学び、歯と口の病気を予防する習慣を身につけることや、むし歯などを早く発見して早く治療することで歯の寿命を延ばし健康に生きることを目的にしています。食べ物をよく噛んで食べることは、唾液の分泌を活発にし虫歯を予防して健康な歯を保つことにつながります。
6月5日（月曜日）の給食は歯と口の健康週間にちなんで、噛み応えのある「ししゃもフライ」や「きんぴらごぼう」などを取り入れた「かみかみ献立」でした。
小学校：6月5日（月曜日） 中学校：6月5日（月曜日）
●献立● ご飯・牛乳・ししゃもフライ・きんぴらごぼう・えのきたけのみそ汁
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
「ししゃもフライ」
ししゃもは頭から丸ごと食べることができます。ししゃもに多く含まれているカルシウムは、歯や骨を健康で丈夫に保つ他、筋肉の働きを調整するなど様々な役割を持ちます。小さい魚ですが栄養がたっぷり含まれています。
子どもたちからは「もっと食べたい」「よく噛むことを意識して食べた」といった声が届きました。