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令和4年度は、食育の日のテーマを「日本の郷土料理を知ろう」とし、沖縄・九州地方から出発して、毎月、各都道府県の郷土料理や地域の産物等を紹介し、味わいます。1月は奈良県でした。
小学校:1月16日(月曜日) 中学校:1月16日(月曜日)
●献立● ご飯・牛乳・だしまき卵・かしわのすき焼き・にんじんちりめん(中学校のみ)
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「かしわのすき焼き」
関西地方では、鶏肉を「かしわ」と呼びます。「かしわ」の名前は、鶏の茶褐色の羽色が柏の葉に似ているところが由来と言われています。奈良県では、祭りの日やお祝いの日に鶏肉を入れた「かしわのすき焼き」が食べられてきました。
ご飯によく合う、とおかわりしている子どもたちが多かったようです。寒さが厳しい冬の季節に、温かいすきやきは心も体もぽかぽかになります。
奈良市産の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校:1月30日(月曜日) 中学校:1月30日(月曜日)
●献立● ご飯・さばの甘辛焼き・権座(ごんざ)・奈良なめこのみそ汁・みかん
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【なめこ】【青ねぎ】を使用しました。
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「権座(ごんざ)」
里芋やだいこんなどの野菜のごった煮は、昔からずっと食べられている奈良県の郷土料理です。ごった煮がなまって「権座」になったと言われていますが、秋祭りに氏神さまと共にいただくという意味の「権座」のことだとも言われています。
味付けが好評で、子どもたちは喜んで食べていたようです。これからもこの味を伝えていきたいですね。
小学校:A班:1月13日(金曜日) B班:1月12日(木曜日)
中学校:D班:1月13日(金曜日) E班:1月12日(木曜日)
●献立● 減量ご飯・牛乳・炒り鶏・奈良の雑煮・きんとん・黒豆
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「奈良の雑煮」
雑煮は、地域によって味付け、餅の形状、具などに違いがあります。奈良の雑煮は、丸餅が入った白みそ味です。餅を取り出し、きな粉につけて、あべかわ餅のように食べるのが特徴です。
小学校1年生の中には、お餅を取り出してきな粉を付けて食べるのが初めての子どももいたようですが、「お餅が柔らかい」、「きな粉が美味しい」、と喜んで食べていたようです。
小学校:A班:1月17日(火曜日) B班:1月18日(水曜日)
中学校:D班:1月17日(火曜日) E班:1月18日(水曜日)
●献立● パン・牛乳・奈良の酒かすシチュー・ツナとひじきのサラダ・チョコクリーム、棒ソーセージ(中学校のみ)
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「奈良の酒かすシチュー」
酒かすは、日本酒を絞ったあとに残ったもので、たんぱく質やビタミンをたくさん含んでいます。
子どもたちは酒かすが入ったシチューが珍しいため、興味津々だったようです。酒かすの風味に、始めは驚いている子どももいたようですが、美味しく食べていただきました。また献立に取り入れてほしいという嬉しい声も届きました。