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「世界の食文化にふれよう」をテーマにした食育の日の献立です。2月はフランスでした。
小学校:A班2月17日(木曜日) B班2月18日(金曜日)
中学校:D班2月17日(木曜日) E班2月18日(金曜日)
●献立● パン、牛乳、白身魚のプロバンスソースがけ、ジュリエンヌスープ、ヨーグルト
フランスは、小麦・とうもろこしなどの穀物栽培、果物栽培、酪農が盛んです。さらに、大西洋と地中海に面していて、魚介類も豊富に手に入るため豊かな食材に恵まれています。手に入る食材が様々なため、地方ごとに料理の特色があります。
地中海に面したプロバンス地方の料理では、にんにく・オリーブオイル・ハーブを味付けによく使い、魚介やトマトなどを使うものが有名です。この日の給食では、プロバンスソースを白身魚のフライにかけて味わいました。彩りがよく食欲をそそりました。トマトが苦手でも食べられたようで、大好評の献立でした。
ジュリエンヌとは野菜の切り方のことで、日本でいう「千切り」と似た意味があります。味付けは普段のコンソメスープと変わりませんが、珍しい名前に興味を示してくれたようです。
奈良市産米の米を味わう「古都ならの日」の献立です。
小学校 2月7日(月曜日) 中学校 2月7日(月曜日)
●献立● 奈良の茶飯・牛乳・さばのみそ煮・がんもと根菜の吉野くず煮・はくたく汁
奈良県産の食材として【米(奈良市産)】【青ねぎ】【五徳みそ】【ほうじ茶】【吉野くず】を使用しました。
「奈良の茶飯」は米と炒った大豆を、煮だしたほうじ茶で炊いた奈良県の郷土料理です。もともとは東大寺や興福寺のお坊さんが食べていたそうです。給食では大豆を入れないレシピにアレンジしました。普段と違うご飯の色や香りに驚いたようですが、どんなお茶を使っているか興味を持つなど奈良の郷土料理に触れる機会となりました。
(ほうじ茶パウダー) (炊き上がり)
また、「はくたく汁」に入っている【はくたく】は、奈良時代に中国から伝わった幅の広い平麺です。「うどん」のルーツともいわれています。平安時代には、春日大社で雅楽にあわせてはくたくを振舞う行事があったそうです。給食に出るはくたくはモチモチとした食感で子ども達からの人気があります。