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認定新規就農者 南誠さん

更新日:2024年11月5日更新 印刷ページ表示

南誠さん

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プロフィール

奈良県奈良市出身。企業に勤務しながら、平成10年より20年間、親の農園の手伝いをする。
2023年に親の農業経営を継承し、奈良市で就農。

品目

水稲

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販売先

奈良県農業協同組合、個人販売(予約分のみ)など

就農のきっかけ

実家が農家であり、小さい頃から農業には触れていましたが、その頃は父の手伝い程度で「跡を継ごう」とまでは思っていませんでした。父が周りの農家さんの圃場も請負うようになり、手伝う面積がどんどん増えてく一方、父は高齢になり、、、そんな姿を見て、父の跡は自分がやっていこうと決意しました。

補助金を受けるためには「認定新規就農者」になる必要がありますが、認定新規就農者の認定を受けられるのは50歳までと知り、それならば補助金がもらえるうちに!と思い、2023年に経営継承しました。

1年のスケジュール(稲作)

 
耕起、代かき 、播種、育苗、田植えの移植、施肥、水管理、除草剤散布(ドローン)、草刈り
草刈り、水管理、防除(ドローン)、圃場管理
刈取り、乾燥・調整、出荷、草刈り

土壌改良剤散布、耕起、圃場整備、草刈り

ある日の作業

9月のある一日

午前 5時~  圃場見廻り
午前 6時~  籾摺り
午前 11時~  刈取り
午後 7時~  乾燥
午後 8時~  書類仕事

*9月は刈取り、籾摺りが中心

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実際に就農してみて

就農してみると「自分のノウハウ」がどれほど大事かを思い知りましたね。新規で就農する人にとっては、初めに躓くところかな、と思います。僕に関しては、父がいたのである程度ノウハウを貰えましたが、新規で始めようとするときは、難しく感じることが多くあると思います。農業は、気象状況が大きく影響するので、イレギュラーなことがたくさん起こるので、試行錯誤の日々ですね。その部分が難しかったり、困ったりするかな、と感じています。

ワークライフバランスについて

正直、今は休みもありません。というより、僕自身、家にいてもすることが無いので、基本的に休日を作りたくはないかな、と思っています。でも、7月中旬~下旬あたりに毎年休みを取って年に1回は旅行に行ってしっかりリフレッシュしていますよ。水稲なので、冬も休みは取れるが、海が好きなので夏にむりやり休みを作っています(笑)。

これから始めようとしている人は、定期的な休みを作るようにしたらいいと思います。僕も「行くの嫌やな」と思ったら倉庫の片付けしたり田んぼ見に行くだけにしたりしてます。自分で調整して進められるのも良いところかな、と思います。

農業の魅力

やっぱり、自分で作って、自分で販売できるところが一番の魅力ですね。何かを作る、という「モノづくり」が出来るのが良いです。自分が作ったものを、誰かが食べてくれて、その感想を聞くと、とても嬉しいなと感じます。

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奈良での就農

僕は地元なので奈良市で始めました。もともと知り合いがたくさんいて、安心して始められましたね。正直、農地が集約されていないので農業に最適な地域とは言い辛いですが、初めて就農するなら小さめの農地から少しずつから始めらますし、良い部分とも言えるかな、と思います。

周りの農家さんはすごく優しいです。トラブルは全然ありません。横の繋がりが大事だなぁ、とつくづく思います。農作業のことだけでなく、今後のこととか世間話をたくさんしますね。そういった雑談の中で、色んなことを知れるし、新しい発見もあります。

昔から奈良市は自然災害の少ない地域なので大きな災害に合うことなく栽培していけるのも奈良市で就農する魅力なのかも知れません。

今後の目標

「規模拡大」と「法人化」です。周りに定年後の元気の方がいっぱいいるんですよ。近所の方たちであれば田んぼのこともよく知っておられるので、法人化できた際は、まずは地域の方と一緒に働いていけたらいいな、と思います。

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