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第3期奈良市データヘルス計画では、市の全体像を把握することに加え、国民健康保険被保険者について、自治連合会単位の「地区別分析」を行いました。これによって、市全体で見えた傾向も地域間で差があることが分かりました。
例として、大宮地区の地区別カルテを読んでみましょう。
大宮地区では、HDL、中性脂肪、尿酸、ALTでリスクの高い人の割合が他の地区より高くなっています。
一方で、糖尿病、虚血性心疾患、脳血管疾患、骨粗しょう症、関節症、認知症の有病者割合が他の地区より低くなっています。有病者割合が低いことは必ずしもよいこととは限らず、治療が必要な人が適切に医療を受けていない可能性もあることに留意が必要です。
例として、特定健康診査受診率の地区別マッピングを読んでみましょう。
精華地区、大安寺地区、辰市地区、帯解地区、右京地区では他の地区と比べ受診率が低く、要注意であることが分かります。
令和4年度地区別カルテ [PDFファイル/3.37MB]
令和4年度地区別マッピング [PDFファイル/2.77MB]