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地球温暖化やごみ問題など今日の環境問題は、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動や、利便性・効率性を追求した私たち一人ひとりの生活様式に起因しており、地球規模かつ将来世代への広がりが懸念されています。
このような問題を解決し、社会全体を環境に配慮したものへと変えていくためには、現在の社会経済システムや一人ひとりのライフスタイルを根本から見直すことが必要です。そのため、環境問題に関心を持ち、自ら考え、自主的に行動できる人を育てる「環境教育」が重要となっています。
このようなことから平成21年3月、本市の地域特性や環境教育の実績等を踏まえ、市民・家庭、地域、学校、市民活動団体、事業者、観光客等、行政などそれぞれの主体が自発的に環境教育を推進するための基本的な方向性や取り組みを示す「奈良市環境教育基本方針」を策定しました。
※「環境教育」とは?
環境の保全についての理解を深めるために行われる環境の保全に関する教育及び学習
(「環境の保全のための意欲の増進及び環境教育の推進に関する法律」より)
環境教育とは、一人ひとりが環境に興味・関心を持ち、人と環境との関わりについて自ら考え、環境の保全に配慮した自主的な行動を実践できる人づくりです。