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トコジラミは夜行性の昆虫で、暗くなると部屋の隙間等から出てきて活動し、寝ている人の手や足、首など露出している部分から吸血します。
成虫は、体長5~8mm程度で、茶色く、空腹時は薄く扁平な体形です。
写真提供元:国立感染症研究所
幼虫、成虫、オス、メス全てが吸血し、吸血されるとアレルギー反応による痒みや発疹を生じます。
かゆみが激しい場合は、十分な睡眠がとれなかったり、皮膚障害を引き起こすこともあります。
昼間は畳の隙間や裏側、ベッドマットレスや家具の隙間や裏側、カーテン・ドレープのひだ、はがれかけた壁紙の裏側、段ボールの内部などに潜んでいます。
トコジラミが潜んでいる場所には、黒い糞によるしみが多く見られます。
人や荷物に付着して持ち込まれることが多いです。
家庭や施設に持ち込まれたトコジラミを、早期に発見することが重要です。