奈良市教育ICT活用モデル実証校事業を通じて得られた知見を活かし、教員並びに児童・生徒が十分に活用できるICT環境の整備を平成30年3月に実施しました。
これにより、そのICT環境を有効活用した教育の推進を通して、次期学習指導要領で求められる、情報活用能力を含めた児童・生徒に必要な資質・能力の育成を図っていきます。あわせて、教員のICT活用指導力を向上させる取組を推進します。
また、校務支援システムを導入し、事務的業務の抜本的改革・会議の効率化ならびに児童・生徒の学習状況の把握など、ICTを活用した働き方改革を推進します。
(1)ICT環境の整備
- 校務用・教育用1台二役端末(授業時に教員用タブレットとして使える端末)を配備
- 児童・生徒用タブレット端末を各校1クラス人数程度数(40台)配備
- 普通教室への無線環境の整備
- センターシステムの更新
- 学校ホームページ環境の更新
- 校務支援システムの導入
(2)教員のICT活用指導力の向上
- 全中学校区別研修に時間枠を設定し、基礎活用(教員1台活用)研修を実施
- 活用段階を踏まえた研修の充実
- クラウド環境の充実
- 校内推進マネジメント・リーダー育成研修を通して、校内推進の核となる教員を育成
(3)子どものICT活用能力の向上
多様な活用方法で学習を深めることを通してICT活用能力を向上させていく。
(4)事務的業務の抜本的改革・会議の効率化
校務支援システムの導入により、端末上に整理された情報を閲覧しながら、計画的に業務を進めたり、不要な会議をなくしたりして、児童・生徒と向き合う時間を確保できるようにする。
(5)児童・生徒の学習状況の把握
- モデル実証校事業における一人1台環境での成果を踏まえ、「学びなら」を活用した個に応じた指導を実施する。
- 児童・生徒の学習状況の把握と、その情報共有および指導改善に活用する。
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