本文
皆さんこんにちは~!
食べるの大好き!学生ライターのららです!
本日は、連載第2弾!
奈良市で今人気急上昇中の、スパイスカレーについてご紹介します。
今ならまちでは、カレー店が急増しているのを知っていますか?
なんと、5年前までは奈良市に5店舗ほどしかなかったカレー店は、現在、約20店舗のカレー店がひしめく、カレーの激戦区なんです!
今回は、奈良市にカレー店が急増することになったきっかけのお店である、「菩薩咖喱」さんに行ってきました!
菩薩咖喱は、ならまちのほぼ中心で、御霊神社のすぐ近くにあります。
近鉄奈良駅からは、東向き商店街と餅飯殿商店街を通り、ならまちに入るルートだと、
色々なお店を見ながら、あっという間に到着です!
店内の雰囲気は、どこか懐かしいような、ほっとできる居心地のよい空間。
いざ注文!と思うと、ダルバートという何やら聞きなれないメニューを発見。
これは、スパイスをふんだんに使用した、ネパールの家庭料理だそう。
では、いざ実食!
周りの野菜と、3種類のカレーを混ぜて食べると、口の中の色々な食材が絡み合い、スパイシーでとても美味しかったです!
見た目も豪華で、カラフルな野菜たちがとても映えますね☆
それにしても、なぜ奈良でスパイスカレーなのでしょうか。
その秘密は、なんと奈良時代に遡ります。
奈良時代、シルクロードを通じて、たくさんの外来品が奈良に持ち込まれました。
それらは、現在も宝物として正倉院展などで見ることが出来ることを、皆さんもご存知かと思います。
そして、シルクロードを通して当時初めて日本に持ち込まれたものの一つに、スパイスがあります。
つまり、奈良はスパイス伝来の地なんです!
今回は、奈良をカレーの総本山にする!と意気込む、「菩薩咖喱」店主の吉村萌々さんへ話を聞きました!
吉村さんは私と同じ、生まれも育ちも奈良という生粋の奈良県民。
そんな吉村さんが奈良でカレー店を営むことになったのは、他ならぬカレー愛と地元愛です。
そこで掘り起こしたのが、奈良がスパイス伝来の地であるという歴史でした。
吉村さんによると、
「奈良って古いものは何でもあるじゃないですか、その気持ちで調べてたら、正倉院にスパイスが納められた記録が残ってるっていうところを見つけて。」
こうして、眠っていた歴史に目を付けたのです。
また、
「奈良でカレー屋をやることに必然性がないといけない。奈良でやることにストーリーがないとっていうところで、なんで奈良じゃないといけないんだろうっていうのが必要だったんです。」
とも話してくださり、カレーがスパイス伝来の地、奈良の新名物になると感じさせられました!
最後に吉村さんは、「カレー店が奈良にたくさんできてほしい。」「他のカレー店と一緒に、奈良をカレーの総本山にするために頑張っていきたい」と語ってくれました。
奈良には、小さいお店が集まって、まちを元気にしていこう!という精神があって、
日本で最も古い歴史を持つ奈良ならではの考えだなと思います。
皆さんも、ぜひスパイスの聖地、奈良でカレーを食べてみてください!
そして、まだ世の中に知られていない、奈良の歴史資源を見つけてみてくださいね(^^♪