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いきなりですが皆さんは大きな決断をしたことはありますか?
今回は大学4年間ずっと思い続けていた「留学」に実際に行くと決断した大学生の熱い思いを取材します。
そしてこの記事を通して、少しでも何かに挑戦したいと思っている学生の後押しになればなと思います。
こんにちは。学生ライターのえりなです!
前回少しお話したように、これから奈良の魅力あふれる学生を紹介していきたいと思います!
今回は奈良女子大学に通う4年の吉田美乃里さんをご紹介します。
私と同じ4年生なんですが、なんと今年8月頃までベルギーに交換留学をしているんです。
今回は、遠くのベルギーから快く取材を引き受けてくれました。
吉田美乃里さん
奈良女子大学文学部4年生
兵庫県神戸市出身で、大学進学を機に
奈良で一人暮らしを始める。
昨年8月から今年の8月までベルギーに交換留学中。
みのりさんは兵庫県神戸市出身で、大学進学を機に奈良で一人暮らしをしていました。(会話文:以下みのりさん:み、えりな:え)
え:アイスブレイクもかねて、いきなりですが奈良のイメージを聞きたいです(笑)
みのりさんが生まれ育った神戸は都会なイメージがあるんですけど、1人暮らしをするときに奈良に抱いていたイメージってありますか?
み:神戸はちょっと電車に乗ったら三宮があって、そこは学生が多く集まる場所で海や山もあってという風に最高なんですけど、、、
奈良は学生時代を過ごすには落ち着きすぎいるっていうイメージがありました。
元々奈良女に来る学生は、日本史に興味がある子が多いと思うけど、自分は全く興味がなくて、、、
え:確かに、神戸と奈良って極端に違いますよね(笑)
実際に奈良に住んでみてどうでしたか?
み:4年間住んだら、安心感が半端ないです。
時の流れがゆっくりで、めっちゃ落ち着くので奈良が好きです。
~大学の授業風景~
大学では教育学を主に学んでいます!
幼いころから幼稚園の先生に興味があり、
幼・小の教員免許を取得予定!
みのりさんは違う文化の人と関わったり、自分の知らない新しいものに出会うのが好きで、「この世に自分の知らないものがあってほしくない」という好奇心旺盛な性格です!!
高校生の頃から海外研修に行ったり、自主的に海外交流に参加していたりした経験から、留学にもともと興味があったそうです。
しかし、私たちの世代は1,2年がコロナ禍ということもあり、生活が規制される日々が続きました。
そんな中で、みのりさんはどのように留学を決意したのでしょうか。
え:私の周りにも留学に行っていた友達がいるのですが、大体2,3年が多いなという印象があります。大学4年で留学を決めたきっかけはありますか?
み:3年生の夏に履修した幼稚園の教職の集中講義がきっかけです。教授に「君たちは将来何がしたいの?」と聞かれて「就活をしているけどわからないです」と答えたんです。でも「留学はしてみたかったです」と答えたら、幼稚園の先生になる積りがないなら「自分の将来に向き合ってきて」という感じで、授業の全時間使って留学の事を調べさせてくれたんです。
調べていくうちに留学を決意しました。
え:すごい授業!!留学に対して前向きになっている中で、みのりさんも始めは就活していたり、周りの就活も本格化していったと思います。
そういう周りに対して、みのりさん自身と比べてしまうこととかありましたか?
み:ありましたね。周りが就職先を決めたり、就活の話題をしているときに、「私留学なんか言っているけど、逃げじゃないのかな」っていう葛藤はありました。ただ、周りの子が留学に対して「留学すごいね」といってくれたのが励みになりました。
ある授業がきっかけで、今まで思い描いていた留学に行くという夢が現実になりました。奈良女子大学の交換制度を利用して、ベルギーの大学に留学をしました。
え:ベルギーを選んだ理由は?
み:3つあって、
大学内はフレンドリーな人が多いです!
え:めっちゃ学生多いですね!!沢山の出会いがありそうですが、留学での気づきはありましたか?
み:みんなオープンなところです。1つ驚いたエピソードがあって、大学で仲良くなったイタリアの学生が週末に家族旅行に行く話をしていたんです。
私が「いいな」と羨ましがったら、「みのりも来なよ」って(笑)家族旅行に軽く誘えるってすごくないですか。それだけオープンな性格の人が多くて素敵だなって!
え:めっちゃオープン(笑)逆にしんどいなって思うことはありますか?
み:やっぱり言語の壁ですかね。交友関係を広げるのが難しいです。私は話すのが好きなのに、こっちにいるとアイデンティティが分からなくなってきますね。
え:そうなんですね、今話しているだけでも話すのが好きなのがとても伝わります!
良い面も難しい面もある留学生活だと思いますが、残りの留学生活の意気込みを教えてください。
み:ちょうど一学期が終わったところで、一学期はとりあえず生活に慣れるのに必死だったんです。
なので二学期からはもっと積極的にいろいろな国籍の人と関わって、世界中に友だちを作りたいです。
そして、授業だけではなくて、学生団体やボランティアなど自分をさらに成長させられる場に身を置いて 、ここでしか経験できないことに挑戦したいと思ってます!
アフリカに行った時の写真
今年の8月頃に留学を終えるみのりさんですが、大学卒業は2年先の26卒になるそうです。
え:大学卒業を2年遅らせるのはなぜですか?
み:今年の8月頃に帰国するんですけど、そこから半年で卒業となると、就活をベルギーでしないといけなくなるのがもったいないと思って。せっかくの留学を充実させたいので2年遅らせることにしました。 帰国後1年休学して、そのあと半年大学に通って卒業する予定です。
え:そうなんですね。休学期間中に就活をすると思うんですけど、他に挑戦したい事などありますか?
み:英語を活かしたボランティアに挑戦したいです!
パリのエッフェル塔での写真
今回は現在ベルギーに留学中の奈良女子大学4年の吉田美乃里さんを取材しました。
実は私も高校時代から留学に興味があったんですけど、勇気が出ず結局踏みとどまってしまいました。
そんな中で、自分の挑戦したいことを成し遂げているみのりさんの姿勢に心を打たれました。
みのりさんを取材する中で、とても印象に残った言葉があるので、最後に紹介したいと思います。
「やらない後悔よりもやった後悔」
自分の人生は一度きりしかない。
大学4年生で周りは就活をしたり、2か月後には一足先に社会人になります。
しかし、「自分は自分」って思って留学という大きな決断をしたみのりさん。
皆さんも背中を押されたいとき、この言葉を思い出してみてください!
この写真は鹿ポーズ?(笑)