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犬の散歩マナーについて考えましょう
飼い犬のフンを片づけることは、飼い主にとって最低限のマナーであり、責務でもあります。しかし、残念ながら自宅の前などで、毎日のようにフンや尿を放置されて困っている方がいます。
飼い主のみなさんへ
飼い主は、犬が家で排泄を済ませられるよう訓練しましょう。散歩中に犬がフンをした場合は、飼い主の責任で持ち帰って可燃ごみとして出すなど、適切に処理をしましょう。また、尿をした場合は、臭いが残らないようにペットボトルなどに入れた水で洗い流しましょう。
他人の所有地や道路などにフンや尿を放置したり埋めたりすると、悪臭の原因や衛生上問題となるなど、人の迷惑になります。責任を持って、フンや尿を処理しましょう。
犬のフン害にお困りの方へ
啓発ポスターの無料配布
犬のフン害にお困りの方や対策に取り組まれている方に向け、「フンの後始末を忘れないで」の啓発ポスターを無料で配布しています。
自治会単位での配布となりますので、必要な方は自治会を通じて保健衛生課までご連絡ください。
なお、ポスターの設置にあたっては、次のことにご注意ください。
- ポスターはご自身で取り付けてください。
- ポスターを取り付ける際は、土地や建物の所有者の承諾を得たうえで設置してください。
- 外れかけのポスターは取り付けなおしたり、破損したポスターは取り外したりするなど、適切に管理してください
イエローチョーク作戦
道路上に放置された犬のフンの周りを黄色のチョークで丸く囲むように円を描き、円のそばに発見日時を書くことで、迷惑していることを飼い主に知らせ、飼い主のマナーやモラルの向上を啓発します。
飼い主に「迷惑を被っている人がいる」「誰かに見られている」という意識や罪悪感を抱かせることで自発的回収を促し、フン害をなくそうとする取り組みです。
この啓発方法は京都府宇治市で始まり、導入する自治体は全国的に広がっており、フン害減少の効果が確認されています。
●イエローチョーク作戦の方法
1 黄色のチョークを用意する。
2 放置されている犬のフンをチョークで丸く囲む。
3 円のそばに発見した日時を書く。
4 すぐにフンを片づけず様子をみる。
5 フンが残っている場合 ⇒ 確認日時を書き足す。 フンが残っていない場合 ⇒ 「なし」と書く。
6 フンが取り除かれるまで2~5を繰り返す。
≪注意点≫
〇 所有者や管理者の承諾なく、私有地や私道等で実施しないこと。
〇 自動車、歩行者等の通行の妨げにならないように実施し、交通事故等に十分注意すること。
〇 黄色のチョーク以外は使用しないこと。
≪実施例≫
放置された犬のフンを強調することで、フンを放置した飼い主に監視されていることを警告し、自発的にフンの始末をさせることが目的です。
※放置されたフンはしばらく片づけないでください。