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喫煙するとどうなるの?喫煙による健康への影響について

更新日:2023年7月25日更新 印刷ページ表示

はじめに

 たばこの煙には70種類の発がん物質をはじめ、5,300種類以上の化学物質が含まれ、喫煙は、がんや循環器疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)を含む呼吸器疾患、糖尿病、歯周病など、さまざまな生活習慣病のリスクになります。
 たばこの煙に含まれるニコチンは肺内で吸収され、数秒後には脳内報酬回路を刺激し、多幸感をもたらします。逆に、禁煙しようとするとニコチン濃度が低下し、吸いたい、集中できない、イライラする、怒りっぽくなる、強い眠気を感じる、などさまざまな離脱症状(いわゆる禁断症状)が現れます。この離脱症状を避けるために喫煙がやめられないのです。つまり、喫煙の本質はニコチン依存症という病気なのです。

受動喫煙している人の挿絵

喫煙者本人の健康への影響について

 たばこが健康に及ぼす影響については、肺がんやCOPD(慢性閉塞性肺疾患)、心疾患をはじめとする、さまざまな病気のリスクを高めるということを上記に挙げましたが、例えば、非喫煙者の死亡の危険度を1とした場合の喫煙者の死亡の危険度は、肺がんは男性が4,8倍、女性が3,9倍、COPD(慢性閉塞性肺疾患)は男性が3,1倍、女性が3,6倍、心疾患は男性が2,2倍、女性が3,0倍であるということが明らかにされた研究結果があります。
喫煙者本人の健康への影響についての画像

Q 喫煙者本人への健康影響(がんへの影響)について<外部リンク>(厚生労働省 喫煙者本人への健康影響(がんへの影響)について)

妊娠中の健康への影響について

 妊娠中の女性の喫煙・受動喫煙は、早産や死産、低出生体重児などの誘因にもなります(授乳中の女性がたばこの煙を吸うと、母乳中にニコチンが混じり、乳児がニコチンを取り入れることにもつながります)。
 また、換気扇の下、ベランダや玄関の外で喫煙しても、たばこの煙は屋内に流れ込んでいるという研究結果もあります。

20歳未満の者の健康への影響について

 20歳未満の者の喫煙は成長期の心と身体に影響があるため、「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」で禁止されています。
 具体的な影響では、酸素が身体中に行きわたらず身長が伸びなくなります。脳も酸素欠乏状態になるため、思考力や集中力が落ちてしまいます。
 また、身体が酸素欠乏状態のため、若いのに息切れして走れなくなります。
 吸い始める年齢が早ければ早いほど、がんや心疾患で死亡する危険が高くなり、たばこ1本につきレモン半個分のビタミンCが奪われる等して肌が衰えてしわが増えます。

20歳未満の者の禁煙支援相談事業については下記をご覧ください。https://www.city.nara.lg.jp/soshiki/93/80887.html

奈良市の取り組み

 奈良市は、たばこによる健康への影響を防ぐことを目的に、「受動喫煙防止対策」「喫煙による健康への影響についての普及啓発」「禁煙希望者への支援」などに取り組んでいます。
 詳しくは「禁煙・受動喫煙防止のページ」をご覧ください。