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男女共同参画社会

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

男女共同参画社会の推進(男女共同参画課)

 少子高齢化が進み、経済活動の成熟化など急速に変化する社会情勢の中で、男女が互いに人権を尊重しつつ、個性と能力を十分に発揮できる社会をつくるため、「奈良市男女共同参画計画(第2次)」を定め、これに基づき様々な事業を推進します。

奈良市男女共同参画計画(第2次)

1.あらゆる分野の政策・方針の決定及び実施の場への男女共同参画の推進

 男女共同参画社会を推進していくためには、女性が様々な分野で政治的、経済的、社会的及び文化的に力を持った存在となり、行動することが不可欠です。女性の方策決定の場への参画を促進する積極的改善措置を一層強力に推進し、男女それぞれの意識改革と女性のエンパワーメント()を図ります。

※エンパワーメント 女性が「力をつけること」、つまり、自らの意識と能力を高め、政治的、経済的、社会的及び文化的に力を持ち社会を変革していく存在になること。

2.ワーク・ライフ・バランスの推進

 男女共同参画社会の形成に向けて、男女が共に社会のあらゆる活動に参画していくためには、ワーク・ライフ・バランス()を推進していくことが重要です。そのために、男女が共に柔軟に働き方や生き方を選択でき、生涯を通じて充実した生活をすることができるよう、市民・事業者・行政が一体となった環境整備に努めます。

※ワーク・ライフ・バランス 「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域社会においても、子育て期、中高年期といった各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」を指し、そのためには、就業形態の多様化(短時間就労等)、残業時間節減などの働く条件を整備することで、女性だけでなく、男性にとっても、休業制度などを活用することにより、子育てや介護を行う上で大きなメリットになり自己啓発や地域活動への参加も可能となります。

3.人権の尊重と男女共同参画への意識改革

 男女共同参画社会の形成に対する大きな阻害要因となっているものの一つは、性別に基づく固定的役割分担意識です。男女の人権を尊重し、性別にとらわれず一人ひとりが個性や能力を発揮して、考え判断し行動出来るように男女共同参画意識の一層の醸成、浸透を図ります。また、セクハラや性暴力などの女性に対する人権侵害のない社会をつくるための啓発に努めます。

4.女性施策推進のための環境の整備・充実

 計画を実効性あるものとし、男女共同参画社会の実現に向けて各種施策に積極的に取り組むためには、庁内体制の強化が不可欠であり、市全体への取組みをさらに拡げていくことが必要です。そのために個々の施策の進捗状況を見極め考察しながら、総合的かつ計画的に本計画を推進していかなくてはなりません。計画・実行・評価・行動のサイクルを構築することで、計画目標の達成に努めます。