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全国市長会市民総合賠償補償保険
奈良市では、「全国市長会」市民総合賠償補償保険に加入しています。市民総合賠償補償保険は、全国市長会が契約者となる団体契約で、賠償責任保険(市に対する賠償責任を補償します)と補償保険(市の行事等に参加する住民がケガをした場合に市が支払う見舞金を補償します)により構成されています。ここでは、補償保険について案内します。
目次
奈良市の加入する補償保険とは
(1)市が主催(注1)・共催(注2)する社会体育活動、社会教育活動、社会福祉活動、生涯学習活動
●社会体育活動
市民体育大会、スポーツ教室、レクリエーション活動、スポーツ指導者講習会、その他市が主催する
社会体育活動など
●社会教育活動
講演会、講習会、討論会、講座、音楽会、演劇会、美術展、華道展、書道展、青年学級、婦人学級、
家庭教育学級、青少年に対する社会奉仕体験活動、自然体験活動、その他市が主催する活動など
●社会福祉活動
老人慰安旅行、心身障害児慰安会、老人健康看護、その他社会福祉活動など
(注1)本保険制度で対象とする市の主催事業とは、以下の少なくとも1つの要件を満たした行事であり、市または市の委託を受けた者の管理下にある行事となります。
(注2)本保険制度における共催とは、共同主催とみなせることが必要となります。市が単に名義だけを貸し、実質上何ら主催者としての必要条件を満たしていないような場合は共同主催とはいえません。 |
(2)その他市が主催・共催し、市民が参加する行事等
●河川・道路清掃、防災訓練、民踊、投票所内での投票が対象
(ただし、市が主催・共催するものに限ります。)
(3)社会奉仕活動(ボランティア活動)(注3)
●対象となる活動の例
- 市のアダプトプログラム制度やグリーンサポート制度に登録された活動
- 市へ届け出て実施される自治会等による市道の清掃作業
【参考】https://www.city.nara.lg.jp/site/gomi-syusyu/133768.html
(注3)対象となる社会奉仕活動(ボランティア活動)とは、住民等により構成される団体または住民個人が、次の全ての要件を満たして行う市から依頼を受けた住民のための業務・活動です。
(注4)「市の管理下」とは社会奉仕活動(ボランティア活動)や介護保険事業活動において、下記のことをいいます。
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以上の活動中において、急激かつ偶然的な外来の事故によって、住民等第三者が死亡または、身体障害もしくは入通院を伴う傷害を被った場合、見舞金を支給します。
給付内容
- 死亡給付金 400万円
- 後遺障害給付金 災害補償保険普通保険約款の定めにより 12万円~400万円
入院の場合
- 1日以上5日まで 10,000円
- 6日以上15日まで 30,000円
- 16日以上30日まで 60,000円
- 31日以上60日まで 90,000円
- 61日以上90日まで 120,000円
- 91日以上 150,000円
通院の場合
- 6日以上15日まで 10,000円
- 16日以上30日まで 30,000円
- 31日以上60日まで 45,000円
- 61日以上 60,000円
補償の対象とならない事故
- 行事等に参加するための往復途上の事故
- 補償対象者の故意または重大な過失
- 死亡給付金を受けとるべき者の故意または重大な過失
- 補償対象者の自殺行為、犯罪行為または闘争行為
- 補償対象者の酒酔い状態での事故、または無資格運転による事故
- 補償対象者の脳疾患、疾病または心神喪失によるもの
- 大気汚染、水質汚濁等の環境汚染
- 地震、噴火または津波
- 医学的他覚所見のないけい部症候群(いわゆる「むちうち症」)や腰痛
- 行事等参加中の熱中症
など
事故が起きた時の手続き
万一事故が起きてしまったら、先ず、速やかに主催、依頼をしている市の担当課に下記の書類で報告してください。後日、保険会社と調査等を行い給付金請求に必要な書類等を連絡させていただきます。
- 「全国市長会市民総合賠償補償保険事故報告書」
- 団体の年間行事計画書、事故当日の活動が把握できる資料など