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地籍調査について
奈良市街地地域地籍調査事業
地籍調査の目的と概要説明
わが国では、土地に関する記録は登記所(法務局)において管理されていますが、備え付けられている地図や図面は、その半分ほどが明治時代の地租改正時に作られた地図(公図)などをもとにしたものです。そのため境界や形状などが現実と異なっている場合が多くあり、また、登記簿に記載された土地の面積も、古い測量技術により作成されたもの等正確ではない場合があるのが実態です。そのため、土地取引の際に混乱を招いたり 、隣接土地所有者との間で境界紛争が起こる等の問題が生じています。
また、奈良市は比較的災害が少ない地域と言われてきましたが、大地震による災害からの復旧・復興等、最悪の事態も念頭に置いて備えることも重要です。
地籍調査は、国土調査法に基づき、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量する調査です。その成果は登記所に送付され、登記簿の記載が修正されるとともに、現代の測量技術に基づき地図が更新されるものです。
本市における平成30年度末時点の 地籍調査の進捗率は 24 %であり、全国平均の 52 %を大きく下回っているのが現状です。また、月ヶ瀬地域が 100 %、都祁地域が 71 %完了しているのに対して、市街地の人口集中地 区( DID )においては未着手となっています。
こうした状況を受け、この度、国の第7 次国土調査事業十箇年計画に併せ、「奈良市街地地域地籍調査事業計画(計画期間:令和2年度~令和11年度)」を策定しました。
今後は、この事業計画のもと、市街地における地籍調査事業の推進を図ります。
事業計画
奈良市街地地域地籍調査事業計画(全体版) [PDFファイル/5.28MB]
奈良市街地地域地籍調査事業計画(概要版) [PDFファイル/1.58MB]
奈良市街地地域地籍調査事業説明パンフレット [PDFファイル/786KB]
地籍調査成果等の交付申請をされる方へ
関連リンク
地籍調査Webサイト(国土交通省)<外部リンク>