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大規模盛土造成地における宅地耐震化の取り組みについて

更新日:2023年4月1日更新 印刷ページ表示

大規模盛土造成地マップについて

平成7年(1995年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)や平成16年(2004年)の新潟中越地震、平成23年(2011年)の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)などにおいて、大規模に盛土造成された宅地で滑動(かつどう)崩落(ほうらく)による被害が発生しました。

奈良市では、地震時の宅地の安全性を確保するため、大規模盛土造成地の抽出調査(第1次スクリーニング)を行い、その結果をマップとして作成し、平成28年(2016年)より公表しております。

大規模盛土造成地マップ

​奈良市における大規模盛土造成地マップについては、下記の「奈良市地図情報公開サイト」から見ていただく事が出来ます。
なお、マップに示された箇所が、地震発生時に必ずしも危険というわけではありません。
市民の皆様には、お住まいの場所について関心を持っていただき、防災意識を高めて、災害の未然防止や被害の軽減につなげて日頃の防災にお役立てください。

 

奈良市地図情報公開サイトへのリンク画像<外部リンク>

 

 

大規模盛土造成地について


大地震に大きな被害が生じるおそれのある盛土造成地は、過去の地震時の被害事例から下記の2つに定義されます。

図面

※奈良市において、谷埋め型のみとなっています

宅地の災害を防ぐためには、日頃からご自宅の宅地や周辺の擁壁(ようへき)、斜面などに目を配り点検することによって、宅地被害の前兆となりうる異常を早く発見することができます。

大切な宅地のチェックポイントの画像

大規模盛土造成地の中には滑動(かつどう)崩落(ほうらく)するおそれがあるものがあります。
谷間や山の斜面等において、盛土造成されたひとまとまりの宅地が、地震により大きな揺れによって、滑ったり崩れたりする現象を滑動(かつどう)崩落(ほうらく)といいます。

滑動崩落とはの画像

※事業の流れ

(平成27年~)
第1次調査(第1次スクリーニング)
大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を抽出

(平成28年~)
大規模盛土造成地マップの公表

(令和4年)
第2次調査(第2次スクリーニング)計画の作成

(令和5年~)
第2次調査(第2次スクリーニング)
現地調査・地質・地下水調査・安定計算等

※第2次調査の結果、地震時に滑動崩落の恐れがある場合
・市長が造成宅地防災区域の指定や勧告等を実施
・滑動崩落防止工事等を実施

 

第2次スクリーニング計画の公表について

本市では、地震時の宅地の安全性を確保するため、令和4年度に第1 次スクリーニングにより抽出された大規模盛土造成地(223箇所)を対象に、変動予測調査(現地踏査、優先度評価)を実施し、「奈良市大規模盛土造成地第2 次スクリーニング計画」を作成しました。


※ 今回の変動予測調査(現地踏査、優先度評価)は、大規模盛土造成地の安全性を調査するものではなく、現状把握を行い、地域の皆様の防災に役立てていただくことを目的としています。
同計画では、国土交通省が定める「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説」に基づき、下表のとおり優先度を判定しています。

大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン及び同解説(国土交通省)<外部リンク>

 

 

優先度ランク表

優先度ランク表
優先度ランク 箇所数
A1 102箇所
A2 6箇所
A3 3箇所
A4 70箇所
B1 13箇所
B2 14箇所
B3 10箇所
B4 5箇所
C 0箇所

 

宅地カルテについて

また、同計画では、宅地カルテを作成しています。宅地カルテについては、開発指導課課の窓口にてご覧いただけます。詳しくは、開発指導課にお問い合わせください。

注意喚起

今回の判定は、災害時等に崩落や滑動が懸念される要因等を判定しているものであり、現状の宅地が危険であるといったものではありません。

この判定結果を元に、住民の皆様の防災意識を高めていただく事を目的としております。