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なら100年会館の建設

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

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 平成4年、国際コンペによる設計のホールで、奈良市の新たな文化拠点としてコンベンションやコンサート、講演会等多機能性をもつ大ホール、音楽主体の中ホール、多目的利用の小ホールで構成され、世界各国の人々が交流し、新しい文化が生まれます。

外観写真

建物概要

 当ホールは、都市基盤整備の遅れたJR奈良駅周辺に、新たな都市拠点を形成すべく計画された「シルクロードタウン21」と呼ばれる再開発事業の基幹施設として位置づけられています。
 楕円形の平面(長軸138m×短軸42m)及びクロソイド曲面に沿って内側に傾斜する断面形状(高さ24.83m)からなる幾何学的外殻構造は、コンクリート補強鋼板シェルで構成され、その表面は燻し調の瓦タイルで覆われています。この幾何学的外殻をもって一意的に決定されたシルエットによって、東大寺、唐招提寺等に見られる大屋根の力強いイメージを呼び起こすと同時に、都市的スケールでの象徴力に強化が図られています。
 平面に認められる楕円形の長軸は、現在でもこの都市に痕跡として残存する平城京条里の都市軸(南北軸)に基づいて配置されています。
 また、後世に偶発的事項として、条里に挿入された鉄道軌道に沿って楕円形長軸を旋回することで、エントランスホール等の施設全体の導入部分が形成されており、その上部はスカイライトで覆われています。

外観

 外装は瓦タイル張(乾式工法)。東大寺や唐招提寺のような古都・奈良の寺院建築の大屋根をイメージしたシルエット。瓦の波に浮かぶ船のような外観。

大ホール

 観客席がユニット単位で可動する多焦点式ホール。変化に富んだ空間演出が可能となる。
 1,720人収容。

中ホール

 3方の壁面がガラス壁で囲われた音楽専用ホール。大きさや厚さの違う様々な種類のガラスを組み合わせて反射音を調整する。S造の防振構造。446人収容。

エントランスホール

 屋根スカイライトは全面ガラスで覆われ、大空間を有するホール内部に自然光を取り入れる。

地下駐車場

 地下1階に99台収容可能。

アフレスコ画

 奈良市出身の絹谷幸二画伯に依頼し、大ホールのホワイエ壁面へアフレスコ画「光ふる街奈良」を制作。

なら100年会館のホームページ<外部リンク>

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