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「トイレつまり解消、最安値980円~」というネット広告を見て頼んだが、高額請求を受けた
更新日:2020年7月3日更新
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事例
トイレがつまり、慌ててネットで修理業者を探した。「トイレつまり最安値980円~、見積0円」と書かれた修理業者をみつけ、電話で修理をお願いした。自宅に来た業者は「修理に取り掛かってみないと、総額は分からない」と言った。
「早く修理してほしい」という一心で作業をしてもらった。作業途中で「高圧洗浄では、つまりは解消しない。便器を外す」と言われた。
修理作業終了後、トイレを確認すると新しい便器に取り換えられており、修理代金30万円を請求された。
対応策
この事例の場合は、「つまりの解消」のために業者を依頼したのであり、便器の交換作業は依頼内容ではないといえます。
便器の交換については訪問販売であり、クーリング・オフの対象になります。
クーリング・オフの申し出や業者と工事内容の適正さについて話し合う際に、消費生活センターがあっせんに入り、トラブル解決に導いていくことが可能です。
ここに注意!
トイレがつまると、「早く修理を」と焦る気持ちは理解できます。
そのような気持ちにつけ込んで、法外な値段で修理する業者が存在します。
できれば工事前に、数社から見積りを取り、 納得できる見積りを提示する業者を選びましょう。