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奈良伝統工芸産地留学事業
奈良市では、奈良伝統工芸の後継者を育成・支援することにより、その技術を後世に伝承することを目的として、平成18年から奈良伝統工芸後継者育成研修を実施していますが、後継者候補の更なる獲得に向けて、今年度より新規事業を開始します。
本事業では、全国のものづくりを学ぶ学生や個人で作家活動を行う社会人などの後継者候補となり得る人材を全国から募集し、奈良工芸の工房主の元で2泊3日の産地留学を実施することで、作家を志す後継者候補と後継者を求める産地のマッチングを行います。
事業概要
実施日時
令和7年3月11日(火曜日)~13日(木曜日)
※集合・解散時間は参加者の居住地を考慮して決定します
※交通・宿泊費を3万円まで補助します
プログラム
【1日目】
AM:なら工藝館(https://nara-kogeikan.city.nara.nara.jp/<外部リンク>)の見学
PM:東田茂一氏の仕事見学、座談会 など
【2日目】
AM:守田朋浩氏の仕事見学、座談会
PM:奈良一刀彫の仕事体験 など
【3日目】
AM:奈良の他工芸職人の見学
PM:奈良市の地域散策
※内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
指導作家
東田 茂一 氏(奈良一刀彫) 奈良伝統工芸後継者育成研修 第6期 工房主
約900年受け継がれてきた「奈良一刀彫」の魅力を現代にも発信するべく、2014年に『NARADOLL HIGASHIDA』を設立。一刀彫りの作家だった母方の祖父と父から伝統の技を受け継ぎ、三代目として、現代のライフスタイルにもマッチする商品を発信している。神社仏閣の建築に使用されるような一級品の木材を使った人気の雛人形シリーズは、注文に制作が追いつかないほど。
HP:https://naradoll.com<外部リンク>
Instagram:https://www.instagram.com/naradollhigashida/<外部リンク>
守田 朋浩 氏(奈良一刀彫) 奈良伝統工芸後継者育成研修 第2期 研修生
高校在学中より彫刻家を目指し仏像彫刻と美術史を学ぶ。彫刻の技術、彩色、デッサン力が問われる「奈良一刀彫」の伝統を守り、更に発展させている作家のひとり。若手の一刀彫職人として、教室や絵付け体験イベントなどで講師としても活躍。奈良人形を芸術の域に高めたことで知られる森川杜園(とえん)(1820~1894)の作品の模刻にも挑戦している。
Instagram:https://www.instagram.com/morita_tomo_naradoll/<外部リンク>
募集要項
募集期間
令和6年12月24日(火曜日)~令和7年2月16日(日曜日)
定員
6名程度
申請方法
下記のフォームからご申請ください。
奈良一刀彫 産地留学応募フォーム | ニッポン手仕事図鑑<外部リンク>
選考方法
一次選考:書類選考
二次選考:オンライングループ面談