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保険証に関する内容で「保険局」や「厚生労働省」の職員を名乗る者から「保険証が不正利用されており、保険証の利用を停止する」等として、個人情報を聞き出そうとする事案や、音声ガイダンスが流れ、ダイヤル操作を促す事案が発生しています。
これは、官公庁を名乗って信用させ、「あなたは犯罪に加担している」「あなたを逮捕する」などと不安をあおり、解決金名目などで金銭をだまし取る詐欺の可能性があります。
不審電話の内容
【事例1】
「今年の1月に他県の病院において、あなたの健康保険証で睡眠導入剤が処方されている。」との電話があった。身に覚えはない旨を伝えると、「これは不正利用にあたるので保険証の利用を停止します。このまま不正利用を放置するとあなたも加害者になってしまうので、他県の警察署へ届け出ないといけない。」と言われた。他県へは遠方で行けない旨を伝えたところ、「緊急通報ダイヤルに電話してください。」と言われた。
【事例2】
音声ガイダンスで「保険証に関する大切なお知らせです。これが最後の案内になります。「1」をプッシュしてください。」と案内が流れた。
国や地方自治体が保険証について、電話や自動音声ガイダンス、ショートメッセージ(SMS)などを使って、金銭を要求することはありません。
このような電話がかかってきた場合は、対応せず、すぐに電話を切ってください。