リフィル処方箋とは
慢性疾患などで症状が安定している患者に対して、医師が定めた一定の期間内であれば、最大3回まで繰り返し利用できる処方せんです。リフィル処方箋を利用すると、医療機関にかからずに薬局で処方薬を受け取ることができます。
※1回あたりの投与期間や総投薬期間は、医師が患者の個別の病状等をふまえ、医学的に適切と判断した期間となります。
リフィル処方箋のメリット
リフィル処方箋を利用している間は医療機関の受診が不要になるため、受診の回数や通院時間、診察の待ち時間を減らすことができます。また、受診の回数が減ることで、通院負担や医療費、感染症罹患リスクの軽減につながります。
リフィル処方箋の使い方
1.1回目は通常の処方箋と同様に、交付日を含めて4日以内に薬局で調剤してもらいます。調剤後は薬局からリフィル処方箋(原本)の返却がありますので、失くさないように保管してください。2回目以降に薬を受け取る際も処方箋は必要です(使用できるのは原本のみ、コピー不可)。
2.2回目以降はリフィル処方箋に記載された調剤予定日(前回の処方期間が経過する日)の前後7日以内に薬局で調剤してもらいます。
3.3回目を使い終わったあとは、再度医療機関を受診して、次の処方箋をもらいます。
※リフィル処方箋をご希望の場合は、まずはかかりつけ医にご相談ください!
※リフィル処方箋を利用すると2回目・3回目の医療機関受診が不要になるため、飲み忘れや副作用がないか、体調は問題ないかを薬剤師が確認します。気になる点や症状に変化があった場合は薬剤師にご相談ください。
注意事項
- リフィル処方箋は、症状が安定し、しばらく通院を控えてもよいと医師に診断された方が対象です。処方箋の「リフィル可」欄に医師のチェックが入っていれば利用できます。リフィル処方箋の利用を希望される場合は、かかりつけの医師にご相談ください。
- リフィル処方箋は、同じものを最大3回使用しますので、利用期間中は大切に保管してください。処方箋をコピーしたものでは薬剤を処方できません。
- 投薬量に制限のある医薬品(麻薬・向精神薬・新薬)や湿布薬については、リフィル処方箋を利用いただけません。対象となる薬剤については医師にご確認ください。
- 最大3回まで反復利用できますが、回数は医師の判断によりますので、予め医師にご確認ください。また、気になる症状や体調の変化がある場合には、リフィル処方箋を利用中でも医師の診察を受けることができます。
- 薬剤師は医師と連携し、リフィル処方箋を利用している患者でも、必要な場合は医療機関の受診を促します。そのため、1回目の処方の際に利用した薬局を2回目以降も利用することが推奨されています。また、副作用や症状の変化等、服用中に気になることがある場合は薬剤師にご相談ください。
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