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本市では、「奈良市環境基本条例」に掲げている「環境の保全と創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の市民の安全かつ健康で文化的な生活の確保に寄与すること」を目的として、1999(平成11)年に「奈良市環境基本計画」、2012(平成24)年に第2次計画となる改訂版を策定し、2017(平成29)年に中間見直しを行っています。
世界においては地球規模で進む気候変動や生物多様性などの問題への対応が急務となっており、国際連合で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、持続可能な発展のために具体的な目標を掲げて取り組むための枠組み整備が進んでいます。
これらの状況を踏まえて、市民一人ひとりの活動が活性化し、環境・社会・経済の三側面を統合的に取り組み、持続可能な社会づくりを進めるため、2022(令和4)年3月に「第3次奈良市環境基本計画」を策定しました。
本計画の期間は、2022(令和4)年度から2031(令和13)年度までの10 年間とします。
なお、3~ 5年サイクルで見直すこととしますが、国の環境政策の動向や社会経済情勢等の変化により、必要に応じて見直しを行います。
「奈良らしい豊かで持続可能な社会に関わる人や組織を応援する計画」をコンセプトとし、奈良市環境ビジョン「一人ひとりが動き出すなかで、奈良らしい豊かで持続可能な暮らしが生まれるまち」を設定します。
奈良市環境ビジョンを実現するため、本計画は5つの基本方針を設定します。5つの基本方針は、それぞれ個別に展開するのではなく、横断的分野である「すべての主体の学びと参加・協働による暮らしの変革」を軸に連動して推進することが重要です。
【本編】
【概要版】