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本日12月8日(火曜日)午前9時30分から、第26回奈良市新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、奈良市内の感染状況について警戒レベルを「ステージ3」に引き上げることを決定しました。
連日、全国的に新規感染者数や病床使用率が過去最多を記録する中、本市においても医療体制等への負荷が高まっているとの判断から、本日、新型コロナウイルス感染警戒レベルを「ステージ2(感染漸増段階)」から「ステージ3(感染急増段階)」に引き上げることを決定しました。
市民の皆様には、医療緊急事態を宣言している大阪府などへの不要不急の往来をできるだけ控えていただきますとともに、クラスターの発生を食い止めるために有効な 「接触確認アプリ・COCOA」のインストール を是非ともお願いいたします。
また、本市でも(1)マスクなしでの飲食や会話 、(2)カラオケでのマイクの共用 、(3)料理の取り分けやお酒などの回し飲み 、(4)マウスシールドでの接客が感染の原因となったクラスターが発生しています。
従業員や店舗の感染症対策がしっかりとされたお店を選んでいただくとともに、感染のリスクが高いと思われる場所や場面は避けていただくよう、改めてお願いいたします。
特に、 高齢者や基礎疾患をお持ちの皆様の感染は重症化しやすく、その連鎖が医療崩壊につながります。皆様お一人おひとりの行動が、ご自身の命を守るとともに、医療崩壊を防ぐことになりますので、特段のご注意をしていただきますようお願いいたします。
なお、ステージ3におきましては、子どもたちの教育に支障が出ないよう学校・園の臨時休業は行わないなど市民サービスを維持しつつ、感染防止対策を強化することとしております。
ステージ4を回避し、一日も早くステージを下げられますよう、皆様のご協力をお願いいたします。
令和2年12月8日 奈良市新型コロナウイルス対策本部 本部長 仲川げん
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奈良市における新型コロナウイルス感染症への対応 [PDFファイル/2.33MB]
本市におけるモニタリングにおいて
12月5日、6日、7日の3日間の医療体制の負荷について、ステージ3相当の結果となりました。
また、感染経路不明者の割合も12月7日時点で48.8%と、50%(ステージ3相当)にせまる割合にまで増加しています。
奈良市ではWeb会議システムを整備していますので、Web会議が可能な場合はご協力をお願いします。
また、定期的に市庁舎に出入りされる事業者の皆様におかれましては、「接触確認アプリ・COCOA」をインストールしてくださるようお願いいたします。
実際に奈良市内での感染事例から、注意すべきものについて抽出しました。感染拡大防止のための参考にしてください。
奈良市の調査では、陽性者となった方のうち、15%しかCOCOAをインストールしていませんでした。感染の可能性に早く気づくためには、もっと多くの方がともに利用していくことが重要です。