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国内の重症熱性血小板減少症候群の発生について

更新日:2018年2月14日更新 印刷ページ表示

マダニによる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

 重症熱性血小板減少症候群(Severe fever with thrombocytopenia syndrome:SFTS)とは、平成23年に初めて特定された、ダニが媒介する新しいウイルス(SFTSウイルス)に感染することによって引き起こされる病気です。このSFTSウイルスを保有するダニは、患者が集中している西日本地域だけでなく、関東や東北、北海道でも生息が確認されており注意が必要です。

感染経路

 多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染します。マダニは室内のダニと違い、固い外皮に覆われ、成虫は比較的大型で3~8mmあるため眼で見ることができます。また、感染患者の血液、体液との接触感染も報告されています。ただし、インフルエンザのように容易に人から人へ感染して広がるものではないとされています。

症状

 マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)

治療

 現在、有効な治療薬やワクチンはありませんので、対症療法となります。

感染予防方法

 すべてのマダニが病原体を保有しているわけではありませんが、マダニに咬まれないようにすることが重要です。

  • 草むらや藪など、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくする。
  • 屋外活動後はマダニに刺されていないかを確認する。衣類はすぐに洗濯し、入浴やシャワーをする。
    DEET剤を含む虫除けスプレーを衣服へ塗布することにより、マダニに対して一定の忌避効果があることが確認されていますが、濃度によってその効果の持続時間も変わり、また発汗等によっても流れ落ちてしまうことから、忌避剤を過信せずに補助的なものとしてください。

もしマダニに咬まれたら

  • 吸血中のマダニを見つけた場合は、無理に自分で抜こうとしたり、手でいじると、虫体が病原体を保有している場合はかえって、ウイルスや細菌を人体に注入してしまう可能性があります。できるだけ最寄りの皮膚科、外科を受診し適切に除去してもらってください。
  • マダニに咬まれた後に、発熱等の症状があった場合は、内科でも構いません。その時は、いつ、どこを咬まれたか、どこへ行ったかなどを申告してください。

重症熱性血小板減少症候群に関するQ&A<外部リンク>
国立感染症研究所<外部リンク>