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腸管出血性大腸菌感染症0157にご注意ください!!
更新日:2018年1月1日更新
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食中毒の中で強い感染力の持ち主 ”腸管出血性大腸菌”
夏に向けて食中毒が発生しやすい時期です。一人ひとりが基本的な予防方法を知り、O-157等の感染から自分自身や大切な家族の身を守りましょう。
特徴
もともとは、牛などの腸管内に存在します。非常に感染力が強く、わずか菌100個足らずで感染します。
人の体内に入ると、その多くは大腸でベロ毒素という猛毒を出します。そのため、まれに死に至ることもあります。また、潜伏期間が4~9日と長いため原因の特定が難しく、感染が広がる危険があります。
菌が口に入ることで感染するため、食べ物や水、汚れた手を介して菌が口の中に入らないようにすることが大切です。
主な初期症状
腹痛や下痢を起こし、便に血が混じることがあります。発熱や吐き気をもよおすことがあります。
治療方法
下痢の原因がO-157等の腸管出血性大腸菌であるかどうかを確認するために、必ず医師の診察を受けましょう。
そして、指示された薬の服用、安静と水分補給、消化のよい食事を心がけます。
なお、下痢止め薬や痛み止め薬は、独自の判断で使用しないようにしましょう。
予防するために
- トイレの後、調理を始める前には、必ず手を洗いましょう。
- 牛肉やレバーなどは、中心部まで十分に加熱しましょう。
(75℃ 1分間で死滅します)
(特に乳幼児や高齢者は)牛肉・レバーなどの食肉の生食は避けましょう。 - 調理器具は、こまめに洗い清潔にしましょう。
- 冷蔵庫を過信せず、調理した食品は早めに食べましょう。
リーフレットもダウンロードしてご覧ください。
(参考)厚生労働省HP(腸管出血性大腸菌について、予防のための対策 など)<外部リンク>