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手足口病が流行しています

更新日:2024年6月6日更新 印刷ページ表示

手足口病の警報が発令されました!

 奈良県では、令和5年第21週(5月20日~5月26日)の小児科定点あたりの患者報告数が「6.09」となり、警報レベルの基準である「5」を超えました。同様に、奈良市においても、第21週に「5.79」、第22週(5月27日~6月2日)に「6.56」となり、警報レベルにまで増加しています。

 手足口病に、かからない、うつさないため手洗いを励行するなど、基本的な感染予防対策を心がけましょう!

手足口病とはどのような病気ですか?

 ・手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる感染症で、4歳くらいまでの幼児を中心に、夏季に流行します。

 ・飛沫感染や手指を介した接触感染の他、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染する)により感染します。

どのような症状ですか?

 ・感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに、2~3mmの水疱性湿疹が出ます。発熱は3分の1にみられますが、38℃以下のことがほとんどで、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどが、数日間のうちに治る病気です。

 ・頻度は高くありませんが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症や、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など様々な症状が出ることがあります。

 ・症状が消えてから1か月以内に、一時的に手足の爪の脱落を伴う症例も報告されていますが、自然に治るとされています。

手足口病にかからないためにはどうすればいいのですか?

 ・流水とせっけんによる手洗いを十分に行ってください。

 ・治った後や無症状でも、比較的長い期間便などからウイルスが排出されることがあります。おむつ交換の際など、排泄物を適切に処理し、しっかり手洗いをしましょう。

 ・タオルなどは共有しないようにしましょう。

かかってしまった場合

 ・手足口病に特効薬はなく、特別な治療方法はありません。基本的には軽い症状の病気であり、経過観察を含め、症状に応じた治療となります。

 ・稀に、髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症が起こる可能性があります。経過観察をしっかり行い、高熱が出る、発熱が2日間以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が早くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこが出ない、ぐったりしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

 

≪ 参考 ≫