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感染症(咽頭結膜熱)が流行しています
咽頭結膜熱の警報が発令されました!
奈良県では、令和5年第39週(9月25日~10月1日)以降、定点当たりの患者報告数が警報基準値の「3」を超えていますが、奈良市においても、第47週(11月20日~11月26日)に「3.78」となり、警報レベルにまで増加しています。
咽頭結膜熱に、かからない、うつさないため手洗い・うがい、咳エチケット等で基本的な感染予防対策を心がけましょう!
咽頭結膜熱とはどのような病気ですか?
・咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる感染症です。
・アデノウイルスは比較的感染力が強く、潜伏期間は5~7日です。
・感染経路は飛沫感染あるいは手指を介した接触感染です。
・小児を中心に、主に夏に流行しますが、最近は冬季にも流行が見られることがあります。
・プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるため「プール熱」とも呼ばれますが、プール以外でも感染します。
咽頭結膜熱にかからないためにはどうすればいいのですか?
・流行時には、流水とせっけんによる手洗い、うがいをしましょう。
・感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。
どのような症状ですか?
・突然の発熱、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、のどの痛み、結膜炎症状(目の痛み、充血、目がまぶしい、目やにや涙が出る)などが5日前後続きます。
・頻度は高くありませんが、重症化した場合は肺炎などを合併することがあります。
かかってしまった場合に気をつけること
咽頭結膜熱は高熱が比較的長く(5日前後)続くことがあります。特別な治療法はなく、対症療法が行われます。ほとんど自然に治りますが、吐き気、頭痛の強い時、せきが激しい時は早めに医療機関に相談してください。
咽頭結膜熱(プール熱)と診断された場合、学校保健法により登校・登園は停止となります。主要症状がなくなってから2日が過ぎたら出席出来ることとなっています。
≪ 参考 ≫
- 奈良県感染症情報センター <外部リンク>
- 国立感染症研究所感染症情報センター<外部リンク>
- 厚生労働省<外部リンク>