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平城西幼平成30年10月
日 | 曜日 | 行事予定 |
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2日 | 火曜日 | 運動会予行 |
5日 | 金曜日 | 前日準備(お弁当はありません) |
6日 | 土曜日 | 運動会 いちご組 |
9日 | 火曜日 | 振替休日 |
12日 | 金曜日 | 親子陶芸教室 |
15日 | 月曜日 | 平成31年度願書配布(~26日) |
16日 | 火曜日 | お話会 |
17日 | 水曜日 | 体操教室・体重測定・子ども安全の日 |
18日 | 木曜日 | 遠足(ドリーム21二名幼稚園合同 雨天決行) |
22日 | 月曜日 | 親子交通安全教室・入園願書受付(~26日) |
23日 | 火曜日 | ふれあい秋篠交流 |
24日 | 水曜日 | 誕生会・マジックショーいちご組自由参加 |
25日 | 木曜日 | 1年生との交流(大渕池公園散策) |
26日 | 金曜日 | 避難訓練 |
10月1日(月曜日)「応援できるように、チームの旗を作ろう」
6日の運動会に向けて、リズム表現の動き、リレー、体操、鼓笛の自分のパートなど、いろいろなことを覚え自分でしようとするようになってきている子ども達。時々周りの動きにつられてしまったり違う動きをしたりするときもありますが、近くの友達が「そこ違うよ」と教えてくれたり、「ついてきて!」と、各動きの先頭の子ども達が声をかけたりしながら、みんなでできるように頑張っています。今日は、“各チームがもっと頑張れるように”“見ている人たちが、何のチームなのかがわかるように”と、チームの応援旗を作りました。どちらのチームも素敵な応援旗ができてきていますよ。
10月2日(火曜日)「運動会の予行練習が終わったね。次にどうしようか…」
今年の運動会は、“ぼくの私の運動会をしよう”という気落ちで、取り組んできています。今日は、予行練習でした。リズム表現、リレー、鼓笛隊、準備、マイクと、自分たちのすることを自覚し、一生懸命に取り組んできました。予行練習が終わり、今日の予行練習で感じたことや“もう少しここを頑張るともっと素敵になる”ようなことがないか話し合いをしました。すると…次のような話が出されましたのでご紹介します。
- あのね自分ことなんだけど、リレーで今日は負けたけどもう少し頑張って走ったら、勝てると思うんだ
- Q私も速く走りたい。ねえ、速く走るってどうするの
- A1:こうやって手と足を速く動かすんだよ
- A2:ちょっと手をグーに握ると速く走れるよ
- 鼓笛隊のところで、まだ少しだけ違ってたところがあるから頑張ってしよう
- A1:でも、昨日よりはできてたと思う
- A2:うん頑張ったもん!
- A3:じゃあ、もうちょっとだけ一緒に頑張ろう!
- 声が小さいところがあったよ。元気ない感じだった
- A1:うん、それ思った。いつも出てない人がいる。嫌や
- A2:一人一人がさ、頑張って声を出したらいいやん
- A3:頑張ろう!できると思う
- リズムのスーパーバニーのところ、みんな合ってきたね
- A1:うん、あってきた
- A2:きれいやった
- マイクとか準備とか忘れてる人いた
- A1:○ちゃんとか…
- A2え~、○ちゃんだけと違うよ。他にもいたよ
- A3:どうするか考えようよ
- A4:そうしよう!教えたったらいいやん
- A5:そうや、覚えてる人と一緒に行ったらいいやん
- A6:そうしよう!
等、いろいろな思いが出されました。クラスではいつも、困ったときやみんなのことで思っていること、気づいたことを出し合い話し合いながら進めています。話し合いの中では、友達を責めるのではなく“今、困ると感じたことをどうしていくか?”みんなで考えることが大切であるとしています。今日話し合いをしたことを、運動会当日に発揮できたらいいなあと、楽しみです。頑張りましょうね!
10月3日(水曜日)「運動会まで、あと3日!」
昨日の予行練習を経験し、少し“見てもらう”ことを意識し始めた子ども達です。そのような中今日は、昨日撮影していただいていたビデオをみんなで見ることにしました。最初に「昨日は予行練習で気づいたことをいろいろと話し合ったけど、今日は、“みんなの動いている姿はどんなふうに見えているのか”“誰がどうとかでなく、見ている人をびっくりさせるようにしたい”という気持ちをかなえるには、どうしたらいいか?など、考えながら見よう」ということを話し、見始めました。
開会式:「どんなんやろう?」「あっ、映った」「あっ、○ちゃん足をかいてる」「○ちゃんは後ろ向いてるよ」「何か、かっこ悪いなあ」「かっこ悪いの?」「ちゃんと前向いてたらもっとかっこよいのに」
リズム:「何か、手が下がってる。伸ばしてない」「音楽が終わるまで、あげてるほうがきれい」「みんなが合ってるときは、きれいやな」
リレー:「すごい!○ちゃんは、手と足をこうやって(その場で実演)しっかり動かしてる。速いなあ「あっ、ぬかすの内側からじゃないよ!」「ほんとや!違うな!」
マイク:「あっ、マイク持たないって言ってたのに持ってるね」「ほんとや、持ってる○ちゃんだけの声になってる」「みんなの声、聞こえないな」
いろいろビデオを見て感じた事から、明日はどうしようか?ということについて考えました。すると
- 明日はマイクは絶対に持たないで、しゃべる人みんなが声を出して合わせる
- リレーは、絶対に外側からぬかす
- リズムは、手をピン!と伸ばしたり、すぐに手を下げないで曲が変わるまでしっかりと手を挙げる
- 自分だけが頑張るんじゃなくて、みんなで合わせる
等です。自分や友達の姿を客観的に見ることで、新しい気づきがあったり、“やっぱり!”と自覚することがあったり、ビデをを見た感想は様々でしたが、今日の話し合いで出たことを、明日はみんなが意識して頑張れるようにしていきたいですね。子ども達、頑張って!
10月4日「今日は、雨で外で遊べないね。何しようかな?」
昨日の話し合いで確認したことを思いだしながら、リズム室で運動会のリズム表現をしました。今日は、一人ひとりが“手を上まであげよう”“周りの友達と合わそう”等と意識をしていることが動きから感じられ、音楽にも、周りの友達同士でもピタッと合う様子が見られました。子ども達からも「運動会まであと一日!楽しみ」という声が聞かれています。きっと。頑張っている姿・楽しんでいる姿が見られることと思います。皆さん、応援よろしくお願いします。
僕の好きな、カナダの旗でビルみたいなの作りたい。なんか、通れる!門みたいになった♡もっと旗をたててみようかな!
あのさあ、お母さん運動会の日に雨が降るって言ってたよ。雨かなあ…私は、家でもテルテル坊主を作ったよ。じゃあさあ、みんなでテルテル坊主作ったらいいんじゃない?私もつくりたい。どうやって作ったの?あのね…
わあ、トンボ死んでる。このトンボどうしようそうだ、標本にしたらどう?標本にしたら、みんな見れるよ。こうやって、動かないようにしっかりとテープで止めてできた!
なんか、ロープウェーみたいなの作りたい!これこれ!これ(箱)使えるんじゃない?
もっとロープをピンと張ってないと動かないんじゃない?やっぱりそうだ!動いたよ!
“作者 かなた ロープ列車”僕もしていい?
わあ、すごく早いね!
もう一回しよう!!
ねえ、それ何?いいよ!一緒にしようこれは、マリオ(ゲーム)のヨッシーコースだよ!わかった!長いコースにしようよ。うん!
10月10日(水曜日)「今日は、稲刈りをしよう!」
園周辺の田畑の稲刈りが済んでいる様子を登園の道すがら眺めてくる子ども達。「先生、田んぼのお米なかったよ」と、自分が見てきた様子を教えてくれます。園周辺の田畑の田植えは同じような時期にしているので、園で育てている稲も刈り取ることにしました。一人一人が鋏を持ち、手に収まる太さのギュッと茎を握りしめ鋏で切ります。その稲を机の上に並べると、どんどんと増えてくる様子を見て「ねえ、100本くらいあるんじゃない?」「え~もっとあるんじゃない?」「じゃあ、1000本くらい?」と、沢山収穫できたことが嬉しく予想する本数もどんどんと増えていきます。みんなで刈り取った稲は、大事にひもでくくり、当分の間、干しておくことにしました。できたお米を料理して食べるのが楽しみですね。
10月11日(木曜日)「こんこんさんしよう!」
今日は、全員で「こんこんさん」というわらべ歌遊びをしました。この遊びは、こんこんさんという鬼ごっこの鬼の周りを、手をつなぎ円になってまわる子ども達が、円の中のこんこんさんに「♪こんこんさん、あそびましょうかいな?」と、歌いながら誘い掛けます。すると円の中のこんこんさんが、「今、おきたわいな」「今、寝ているわいな」「今ご飯食べているわいな」等、自分の生活している様子を話します。そして「今行くわいな」と言う言葉が聞かれると、それまで手をつなぎ、円の周りをまわっていた子ども達をこんこんさん追いかけてくるので、みんなで捕まらないように逃げます。
運動会の経験から、マイクで話したり、友達と一緒に何をするかを決めたり、行動したり、したいことを周りに伝え進めようとしたり、同じような動きをしたりと、自分たちで考え進めることが楽しくなってきている子ども達です。円の中でこんこんさんになり、友達と「次は何にする?」と、顔を突き合わせて嬉しそうに相談する姿や、「いい?言うで。いっせーのーで!」と、タイミングを合わせて言う姿、どれも、子ども達の気持ちの高鳴りが聞こてくるようです。クラスの中には4歳児も5歳児もいます。今までに経験したことをもとにしていき、そこに少しずつルールや約束などを入れながら、みんなで遊ぶことを楽しんでいけるようにしていきたいと思っています。
10月16日(火曜日)「秋探しにレッツゴー!」
今日は、隣の小学校や中学校、秋篠川周辺を散策し、いろいろな秋の実りを探しに出かけました。赤く色づいたナンキンハゼの葉や桜の葉、思わず「柿の葉寿司できるんじゃない?」との声があがった柿の葉など、木々の美しい色に変化している葉の様子を見ては「綺麗~!」と、嬉しそうな子ども達です。「あっ、これ何?」「白い実がある!何だろう?」「この木(ナンキンハゼ)の実じゃない?」「持って帰ってみてみようよ」「そうしよう」と、大切に自分のバックに入れます。
今日は、散策に出かける前に“自分で、何か見つけたら入れられるようなものを準備しよう”ということにしていたので、みんな部屋にある素材の中から好みの箱などを探し、紐をつけて簡単な探検バックを作り持ってきています。「手でもってかえる」「え~、沢山になったらもてないよ!」「じゃあ、何か作ろ!」と…そのバックの中に見つけた葉などを大切に入れて持ち歩いているのです。そして、ドングリなどの木の実は、毎日の登園時にたくさんのドングリを持ってきてくれる友達が案内人となり、みんなを連れて行ってくれました。モミジバフウや樫・くぬぎのドングリ、杉の実等、いろいろな形の木の実も見つけ、大喜びでした、「これ見て!トゲトゲしてる!」「これは、何か花火みたいや!」「このドングリはつるつるしてとがってる」「これは、縞々な模様があるよ!」と、興味津々です。幼稚園に帰ってからは、「これの名前は何だろう?」「探して名札をつけよう!」と、同じような形や色のものを集めてかごに入れ、順に手に取り図鑑で名前を調べました。「見て、これもくぬぎさんや。何か、このくぬぎさんのほうがまん丸!」「これは、あらかしだって!」と、次々に調べた名前を紙に書き、みんながわかるようにしました。自分が調べたものも友達が調べたものも、「一緒!」と、互いに眺めて喜びます。
今日集めてきた葉っぱは押し葉にして、木の実は遊びや制作に使いたいと思っています。ただ眺めてみているだけではなく自分で“お名前は?”と調べることで、「○○さん!」と、木の実たちにもより親しみが持てたようです。秋の贈り物との沢山の出会いを、これから楽しんでいきたいと思っています。
10月19日(金曜日)「中あてをしよう!」
今日は、園庭でボールをもち投げたり逃げたりして遊んでいる子どもがいたので、丸い円を描いて中あてをすることにしました。「中あてって、知ってる?」「知ってるよ、ボールを当てるんでしょ」「そうそう、知ってる!」と知っている声が沢山聞かれたので、早速始めることにしました。「じゃあ、誰が外に行く?」「僕、内がいい」「私は、外!」「え~そんなん困る~!」「じゃあ、どうして決める?」「ジャンケンは?」と、ジャンケンをして外に出る子を決めることになりました。外にいる子がボールを持ち内の子に投げますが、なかなか難しいようです。片手で投げられる子もいれば、そうでない子もいます。しかし、友達の投げたボールを見ていると、両手で投げているボールよりも片手で投げているボールの方がより遠くに投げています。その姿を見て、少しずつ、片手で投げる友達の様子を真似て片手で投げようとする姿がでてきました。
まだ、中あてのルールや遊びの面白さはよくわかっていない様子ですが、それでも何回も繰り返して経験することで、ボールを持ったら速く投げることや近くから投げたほうが当てやすいことがわかってきています。
自分の好きな時に好きなようにボールで遊ぶこと以外に、遊びの中で友達と“どうしたらあてられるかな?”どうしたら勝てるかな“など共に考えながら、遊びをより面白くしようと考え楽しんでほしいと思っています。
10月23日(火曜日)「けん玉大会をしよう!」
部屋にあるカップなどを使い、けん玉を作った○ちゃんたち。「どこに玉をつけたらいいんだろう?」「ここじゃない?」「う~ん、一度やってみたら?」「うん、そうしようよ」と試してみると、何だか思っている様子とは少し違うようです。「もう少し上の方につけてみたらいいんじゃない?」「うん」と玉を付け替えて試すと、今度はうまくいきました。
その様子を見ていた子ども達。「ねえ、僕もしたい」「私も!」「順番にしようよ」「それならさ~、もう一つ作ったら?」「あっそうだ、誰がたくさんできるか競争したらいんじゃない?」「何だか、けん玉大会みたいだね」「けん玉大会?」「面白そう!しよう」「点数とかも付けたら?」「じゃあさ、並んで順番にしようよ」「いくよ!」と、けん玉がうまくカップに入るかどうかを、二人ずつ競うことになりました。
そのうちボードを持ってきて“誰がたくさん入ったのか?”、自分の入ったときに丸印をつけ始めました。「よっしゃー、入った!」「あかん、入らない」と、何度も何度も繰り返しチャレンジをします。丸印がついたり、✖印がついたり…その様子を見ていた◇ちゃん。以前に人形劇に使っていたマイクを持ち出し、けん玉大会を進め始めました。さて、明日はどうなるでしょうか?楽しみです。
10月29日(月曜日)「お米を稲から外してみよう!」
今日は、10月初旬に刈り取り干しておいた稲を、一粒ひとつぶ手ではずし食べる準備をし始めました。「先生、このお米の粒に何か線みたいな模様があるよ」「何だか、色が大豆に似てる」「稲のにおい、いい匂いだね」「1つひとつ、固いよ!」「1つむいてみよう、あっお米が入ってる」「そこに、一粒落ちてるよ!」「大切なお米だよ、大事に拾ってよ!」と、一粒ひとつぶのお米の感触を感じながら、大切に集めていました。今日は、刈り取ったお米の3分の1しか外せなかったので、全部外すことができたらどのくらいあるのか、みんなで確かめてみたいと思っています。食べるのが楽しみですね。
10月30日(火曜日)「はないちもんめって何?やってみよう!」
先日から、わらべ歌遊びのこんこんさんをしたりして遊んでいて、子ども達の好きな遊びの一つになりました。そこで今日は新しい遊びをすることにしました。「みんな、はないちもんめって知ってる?」「え~、知らない」「何?」「とりあえずやってみよう!」と、遊び始めました。運動会以来いつも遊んでいる2チーム(きいろ・ピンク)に分かれて行いました。“だれにしようかな?”と、相手チームの友達の名前を考えるのは、ちょっぴりドキドキします!心なしか、みんな嬉しそうです。名前を呼ばれた友達も、そうでない友達も。自分のチームの友達が増えるか減るか…この遊びの楽しさの一つです。遊ぶうちに、どんどんみんなの声も大きくなっていきます。
遊びが終わってから、「何か困ったことや、こうしたらどうかな?と思うことはなかったかな?」と話し合うと、「名前を呼ばれている人と、そうでない人がいる!呼ばれてない人もじゃんけんをしたいんじゃない?」「そうだね、じゃあどうする?」「明日はさ、名前を決めるときにまだ呼ばれていない人も名前の中から決めることにしようよ」「そうしよう!」と、明日はこのルールで試すことになりました。毎日、実際に遊んでみる中で感じたことや考えたことを出し合い、私達の“はないちもんめ”を作っていきます。明日は、どんなふうになるのかな?