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平城西幼平成30年4月
日 | 曜日 | 内容 |
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9日 | 月曜日 | 着任式 始業式 |
12日 | 木曜日 | 入園式 |
13日 | 金曜日 | 弁当開始 (5歳児) 体位測定 家庭訪問開始 |
16日 | 月曜日 | 保育参観及び学級懇談会 |
17日 | 火曜日 | 聴力検査 |
18日 | 水曜日 | 誕生会 |
19日 | 木曜日 | 弁当開始(4歳児) |
24日 | 火曜日 | 育友会総会 |
25日 | 水曜日 | 耳鼻科検診 |
4月9日(月曜日)「にじ組(5歳児)さんになったよ!」
今日から、「おはよう!」という気持ちの良い声で朝が始まりました。
元気な声と笑顔のステキな子ども達は、久しぶりに出会う友達との再会に大喜びです。「私、にじ組さんだよ」と、今までの憧れの存在であった大きい組になった喜びを話したり、新しいクラスの名前を何度も嬉しそうに話す姿がありました。また、「新しい先生なの?」と、初めて出会う先生に興味を示す姿や、「今までの先生と違うなあ?どんな先生なの?」と少し様子を見ながら接する姿など、嬉しい中にも緊張する気持ちが感じられ、新しい生活の始まりを子ども達それぞれに受け止めている様子がありました。子ども達は、いろいろな気持ちを抱きながらも、新しい生活への期待を膨らませています。そんな、一人一人の気持ちを受け止め、寄り添いながら、新しい生活の中で、”自分のしたい気持ち”を先生や友達にたくさん話したり、友達と一緒に”どんな風にして遊ぼうか?””この道具はどこにおこうかな?””私のロッカーはどこにしようかな?”など、自分たちの生活を自分たちで考えながら、一緒に楽しめるようにしていきたいと思っています。
4月10日(火曜日)「したいことがたくさんあるよ。今日は、何をしようかな?」
(ジュース作ろう、見て、オレンジジュース)
(何か出てきたよ、宝探しみたいだね)
園庭の花壇には、チューリップやパンジーなどの花がたくさん咲いています。また、ままごとの家のある緑の芝生にはタンポポの花が咲いており、毎日花冠を作ったり、花束にして「お母さんに見せてあげる」と、大切にしまったりしています。今日も、タンポポを集めていたAちゃん。「そうや、暑いかジュース作りたい」といい、「たしかあそこにあった…」と、園庭の倉庫から道具を探して運んできました。「先生、これでジュースが出来るの」と、ボールやらすりこぎやらを出し、水を準備し、さあジュース作りの始まりです。昨年度の経験があり、何を使うとジュースを作れるのか知っていたので、自分で準備をすることが出来たのですね。準備が出来ると、「うーん、何をつくろうかな?オレンジジュースにしようかな?」と、何を作ろうか考えます。その様子を見ていたBちゃんも、Cちゃんも「私もする」と、参加してきて、「見て、こんなの出来たよ」と、互いに嬉しそうに見せ合いながら遊んでいました。年長児になると、昨年の遊びの経験があります。その経験を思い出し、自分で”しよう”という気持ちを持ち行動することは、子ども達に主体的に行動するという力を育みます。これからも、今までの経験も充分に活用しながら、楽しい事をたくさん考えて遊んでいきたいですね。
4月11日(水曜日)「みんなでお散歩楽しいね!」
今日は、園のそばにある秋篠川周辺にお散歩に行きました。「あっ、たんぽぽ咲いてる」「先生、鯉もいてるよ。大きいなあ」「わあ、あれは何?鳥さんや」と、いろいろな発見をしました。川沿いには看板が立ててあり、川の周辺に住む生き物や草花が、たくさん表示されていました。その看板を見ると、先ほど見つけた鳥は、カモであることがわかりました。秋篠川の周辺には桜の木もたくさん植えてあり、みんなで数を数えて歩いたりもしました。自分たちの住む地域のステキな場所を、今年一年かけてし楽しんでいきたいと思っています。子ども達からのお土産話をお楽しみに!!
4月12日(木曜日)「おめでとうって、言おうよ!!喜んでくれるかな?」
今日は、待ちにまった幼稚園の入園式です。5歳児の子ども達も「明日は、Aちゃんに会える」と、ご近所の友達の名前を言い、ずっと楽しみにしていました。
4歳児1名、5歳児2名の新しい子ども達と出会い、みんなで考えていたプレゼントを手渡したり、お祝いの言葉を伝えたりしました。朝からは、「うまく言えるかな?ちょっと緊張するな」と言っていた子ども達ですが、一人一人の新しい友達の前に立ち、自分の言葉でしっかりと伝えることが出来ました。
「先生、明日からは15人全員になるね」と、明日から始まる新しい友達との生活が楽しみです。いっぱい、遊びましょうね!!
4月13日(金曜日)「何して遊ぼうかな?」「これ何かな?わあ、おもしろい!」
小さなきらきらしたビーズを見つけた女の子たち。プリンセスが大好きで、このビーズを使ってネックレスを作ることにしたようです。初めは、材料棚にあるすずらんテープを使って何とかビーズの穴に通そうとしたのですが、中々うまくいきません。「先生、太くて通らない」その声を聞き、一緒に紐を探し試すと、ステキなネックレスが完成しました。「見てみて、いいでしょ!」と、嬉しそうです。外遊びや散歩で見つけた花びらがままごとのご馳走に加わり、お花のご馳走レストランの開店です。「先生、何がいいですか?」「そうねえ、何がありますか?」「カレーとか何でもありますよ」「では、カレーと、先生の好きなチョコレートケーキもつけてください」「ハイ、わかりました」お花のご馳走レストランで食べたお料理は、とても美味しかったですよ。
「このビーズや玉を転がしたら面白いかも?やってみようよ」「わあ、色んなところに転がる」「なあ、もっと遠くまで行くかな?」「そうやなあ?」「あっ、いかへん」「じゃあ、ちょっとこんな風に(強く)押してみるわ」「わあ、行ったいった」その様子を見ていた、ままごとの女の子たちから「もお、うるさい」と、苦情が・・・「そんなん言われたって・・・」と、少々不服そうな表情が・・・仕方なく場所を階段下のスペースに移し遊びが再開です。すると・・・横にある階段を見て、何やらひらめいた様子です。「そうや、ここからしたらどうなるかな?」と、階段に板をガムテープで滑り落ちないように貼り付けたり、階段をトントントンと音を立てながら、順に降りていく様子を見て楽しんだりし始めます。何度も何度も繰り返す中で、部屋にある箱を持ってきて「ここにあたったら当たりにしようよ」などの、ステキなアイデアも出始めてきました。部屋にある材料や道具を使ったり、”こんなものがほしいな?”という思いを共有したりしながら、一人一人が充分に楽しめるようにしていきたいと思っています。
4月16日(月曜日)「朝から、とっても嬉しいことがありました」
今日は、参観日でお家の人がたくさん来てくれたので、おままごとのご馳走を出すと、「美味しい」と食べてくださり、シェフの女の子たちは大喜びでした。
そして、朝から、嬉しいニュースがありました。それは…クラスで飼っていたかまきりの卵から、何と!赤ちゃんたちが出てきていたのです。「何だ、これ?」と初めは、何が起こっているかがわからない様子でしたが、1人、またひとりと状況を把握し、何を食べるかな?と絵本を使って、色々と調べ始めました。調べる中で、カマキリは、バッタなどの生き物を食べることがわかりました。しかし、「生きてる虫さんをあげるのはかわいそう」との意見もあり、「どうしようかな?」と、まだ考え中です。生き物を育てるには、生きているものをあげなければならない時もあります。”このようにしよう!”と、すぐに答えを出してしまうのではなく、何日もかかってもいいので、みんなが納得できる方法を探していきたいと思います。
4月17日(火曜日)「カマキリさんのためには、これがいい!!」
今日は、昨日”どうしようかなぁ”と悩んでいたカマキリの赤ちゃんのことが気になり、登園してすぐに「カマキリさんは?」と、様子を見に行く姿がありました。すると、じっとして動かないカマキリ達です。「どうしたのかな?お腹がすいてるのかな?」と、しばらく様子を見ていた子ども達です。しかし、「先生、カマキリさんが食べる虫とアブラムシを探してくる」と、カバンを置いてすぐに園庭を散策し始めました。「どの辺にいるのかな?」「ここの花壇だよ」「えっ、いないよ」「ほんと、いないね」と、園庭のいたる所を探すのですが、30分がたちました。「もう、どこにもいないわ。どうしよう…」探すことに少し疲れも出始め、ひとまずカマキリさんには、もう少し待ってもらい、再度、みんなで考えることにしました。昨日友達が見つけてくれた絵本『カマキリのかまくん』を読むと、最初のページには、生まれたカマキリの赤ちゃんたちが嬉しそうに草むらに出かける様子が描かれていました。それを見た子ども達は、「楽しそう!」「カマキリさん、やっぱり逃がしたろ」「きっと自分でご飯を見つけて大きくなってくれるよ」「お腹すいて元気がないもん」「私、お腹すいたら悲しい」「何か来ても、脱皮して大きくなって、止めろーって自分で戦えるよ」など、目の前のカマキリの赤ちゃんを眺めながら、感じたことを話し始めました。その後で、みんなで、「元気でね!!」と、カマキリの赤ちゃん達を逃がしてあげました。朝から、カマキリの赤ちゃんのことを思い一生懸命に餌を探したり、餌が見つからないというどうにもならない現実と向き合い、再度みんなで話し合いをし、それぞれに納得して決めたこの経験は、今度、大きなカマキリに出会ったときには、きっと、この赤ちゃんカマキリのことを思い出してくれることと思います。生き物の命が大切なことは、子ども達も知っています。しかし、知識のみで終わることがないように、今目の前にいる生き物と向き合い、どのように接していくのかを、その都度、子ども達と大切に考えていきたいと思います。このような経験の積み重ねが、次に命と向き合ったときにどのように関わるか、自分自身で判断し行動する力となってくれると思います。
4月18日(水曜日)「人間滑り台できたよ!」
数日前から階段を使い遊んでいる子ども達ですが、今日はまたまた、新しいことを考え遊び始めました。板をつなげてビー玉等を転がすコースを作った所に1人が座り滑ったことをきっかけとし、次々と階段を滑り台にすると言い始めたのです。早速ありったけの板を探し、階段に並べ滑り台を作る子ども達の動きを“面白いなあ…”と眺めていたのですが、安全面を考えマットを1枚「こんなのあるよ!」と持っていくことにしました。すると「あーそれいいね!」と、次々とマットを自分達で準備しマットのすべり台を作り始めました。階段の最上段から階下までの長い滑り台が出来、みんな大喜びでした。上から滑ったり、這い蹲りながらマットを登ったりと、なんだかアスレチックのようです。今は、自分達の“したい!”と思ったことを言葉で表現し、いろいろなものを使いながら、それぞれに実現していく過程を充分に楽しんでほしいと思っています。明日は、どんなことを考えるでしょうか?楽しみです。
4月19日(木曜日)「今日は暑いね!水をかけると気持ちいいよ」
今日は朝から気温が高く、昨日遊びに使った霧吹きに水をいれ、友達と水の掛け合いをして遊び始めました。水の掛け合いをするうちに衣服が水で濡れてしまうこともあります。数日前は衣服がちょっとでも濡れると「着替える」と言い、気にしていた子ども達でしたが、今日は「先生、気持ちい」「ちょっと濡れたけど、すぐに乾くからいいわ」と、濡れたことを気にする様子もなく、遊びに夢中になる姿がありました。ここでは、自分に水がかかることが嫌な子ども達は避難できる場所を作ったり、水をかけることが出来る的を作ったりしていました。その中で、こんな発見があったんですよ。それは…霧吹きで、ひとつの場所に何度も何度も水をかけると、かけた場所の色が濃く変わるということです。吹きかける水の量によって、積み木の色が違うことに気づき、喜んでいました。大発見ですね!!
「見てみて!沢山水をかけると濃くなるよ」
「ここは、水をかける場所にしたんだよ。こうすると、僕にはかからないよ」
「ちょうちょが沢山飛んでるよ!見て、捕まえた!」
園舎の東側にある芝生の広場では、今、沢山の虫達が見られいます。虫達が目の前を飛ぶとすぐに反応し手で捕まえようとするのですが、中々うまくいきません。そんな時に、倉庫で虫取り網を見つけました。「先生、これ何?」と尋ねるので使い方を見せると、喜んで虫を探しに出かけました。てんとう虫や羽ありのような虫もいました。子ども達は自分の捕まえた虫をまじまじと見つめ、「赤いね」「背中に(手で丸をつくり)ある」等、発見したことを教えてくれます。その発見を友達や先生と共有することで、様々な発見が確かな知識へと変化していきます。これからもどのような発見をするのでしょうか?毎日が楽しみです。
「ここで、野原のパーティーしよう。お花のバーベキューだよ」
自分たちでシートを敷いたり、積み木を壁に見立て場所を作ったりし、緑のきれいな芝生でパーティーが始まりました。先日から草花をご馳走に見立てて美味しいお料理を作っていたのですが、今日は、バーベキューコンロや火をつけるための木の枝などを集め、バーベキューをし始めました。お家でも家族と出かけた経験があるようで、それぞれにバーベキューに必要なものを考え、準備し始めます。ここでは、今までの経験をもとに考えたり、先生と共にするのではなく自分達で身近にあるものを出してきて準備し、遊ぶという経験を大切にしたいと思っています。「これは、シーザーサラダ」「これは、赤いからチューリップのお肉」「クローバーのサラダも食べてね」「お花のコーラも作ったから、飲みたい人いますか?」「ハーイ、ください」など、美味しいご馳走をお腹いっぱい食べていましたよ。
4月20日(金曜日)「地域の方に、秋篠川の桜の話を聞いたよ」
新学期が始まってすぐに、園南側を流れる秋篠川と、近くの龍王神社に散策に行った時に、“なぜ、この川の横には、こんなに桜の花があるのかな?”ということが不思議であったので、一度よく知っておられる地域の方に来園して頂き、お話を聞くことにしました。すると、秋篠川沿いの桜は、地域の方々が“この川をきれいにして、みんなが集い楽しめる場所にしよう”と自らの手で植えられた桜であることがわかりました。昔、桜がまだ植わっていないときの写真や今の川の写真を見せていだき、子ども達からは「この間いった時にはゴミなかったよ」「そうか、みんなできれいにしたからなんだね」などの言葉が聞かれ、地域の方々が日々掃除をして桜並木を守ってこられている様子を知ることができました。「5月には、秋篠川で魚釣りをするから参加してね」の話もあり、子ども達は「行きたい!」と大喜びでしたよ。これからも子ども達が、自分達の住む地域をより身近に感じ、親しみ、楽しむことが出来るように、考えていきたいと思っています。
4月23日(月曜日)「水をブロックする仕掛けを作ろう」
今日は、朝から気温も暑く裸足で遊ぼうと、子ども達と園庭を見回ったり、砂場に落ちている藤の花を掃除したりし、裸足で遊ぶ準備を整え遊びました。穴を掘って水を流しいれ、中に入っては「つめたーい!!」と、大喜びです。何度か喜んだ後、子ども達の様子を見ていると、横にある樋で水を流し始めました。その様子を見ていた男の子達がいたずらを・・・手に持った砂を樋に入れるのですが、女の子達の水の量が多く全部流されてしまいました。その様子に「あーっ、よーし!!待ってて。流されない仕掛け作るから」と土を手で固め、樋の途中に壁のようなものを作り始めました。女の子達も負けていません。「よーし!と再度水を流すと、全部流されてしまったのです。そこで考えた男の子達です。スコップを砂の中に隠して、壁の強度を高めようと考えたのです。すると、全部の砂が流されないで、少し残ったのです。その様子を見た女の子達は、「もっと、水がいる!」「先生、大きなのない?」というので、部屋に少し大きなバケツがあることを伝えると、3人がかりで運び始めました。その様子を見た男の子達もお手伝いです。さあ、準備は出来ました!いよいよ水流しとブロックの対決です!すると、やはり少し砂が残りました。今日のところは男の子達の勝利ですが、明日は、どうなるでしょうね?楽しみですね!
4月24日(日曜日)「わあ、鯉のぼりが泳いだよ」「今日は廊下で、ジャンケン遊び!」
今日はあいにくのお天気です。身体を動かして遊びたい子ども達が、廊下に功技台等の外遊びで使っている運動遊具を並べ遊び始めたので、ジャンケン遊びをしました。平均台やマットのでこぼこ山の上を渡ると、ジャンケンマンが待っています。ジャンケンに勝利しないと、そこから先には進めません。みんな、張り切って挑戦します。雨で、外遊びが出来ないですが、汗をかくくらい思い切り身体を動かして遊ぶことができて、本当に楽しかったですよ。このような遊びの中では、遊びを楽しみたい思いが自然と順番を待ったり、ルールを守ったりする気持ちへとつながっていきます。まずルールや約束が必要な時もありますが、自分達がしたいと思い、遊び、楽しむ中で、自然と「ルールや約束を守る方が楽しく遊べる」ということを感じ、学んでほしいと思っています。
5歳児みんなで”素材やどんな風に作ろうか”と考えつくった「鯉のぼり」を、廊下に飾りました。明日は、晴れたら園庭のポールで泳がせたいと思っています。楽しみですね!!
4月25日(水曜日)「カタツムリの滑り台作ろう」
雨が大好きなカタツムリ。手の上にのせると、角と身体をニュニュニューっと出し、ゆっくりと動き始めます。その動きに魅了された〇ちゃんたち。今日は、カタツムリ達の遊べる滑り台を作り始めました。牛乳パックを切り開いた物を使い、つなぎ合わせ、積み木の台に接着すると、ゆっくりとカタツムリが動き始め、滑り台の上にのりました。それを見て喜んだ〇ちゃんたちです。「なあ、見て。滑り台でも落ちないで。ここにも違うのつけてみよう」と、別の滑り台も作り接着します。結構急な斜面ですがそんなことはお構いなしに、ゆっくりと動くカタツムリの様子を見つけ大喜びです。自分達なら、滑り台はシューッと滑るのに、カタツムリは違うんですね。明日は、どんな素敵な遊び場所が出来るでしょうね。
※今子ども達は、カタツムリのウンチに興味を持っています。大根は、何色?なすびは、紫?…と思いが膨らんでいますので、お家に、お料理で使った残りなどがあれば、声を掛けもたせてあげてください。結果は、お楽しみに!!
4月26日(木曜日)「みんなで、風をつかまえよう!」
今日は、良い天気だったので先日作ったこいのぼりを園庭にあるポールにつけ、泳がせました。すると、風が吹くとふわりとこいのぼりの身体が持ち上がり、気持ちよさそうに泳ぐのです。何度も何度もその様子を見ては、両手を上に上げ喜びの歓声をあげます。
その様子を見ていて、こんな提案をすることにしました。それは、「風をつかまえてみよう!」です。すぐにしたい気持ちを話してくれたので、まずは”何でどのように捕まえるか”について、話し合いました。「僕は、ダンボールをこんな風に(動かしす動作をする)して捕まえたい」「私は、ビニールがいい。大きいのでしたい」「私は、箱をあけて一緒に走る」など、自分の考えた方法を友達にも伝えます。いろいろな考えが出されたので、まずは、自分の思う方法でやってみることにしました。すると、ビニールの子ども達は、袋が大きく膨らみ「風がいっぱい入ったよ」と、大喜びです。口を大きく開けている子は、「風の味は、少し苦いよ」と、風の味を確かめています。ダンボールの子は、ふたをタイミングよく閉め「今入ったよ」と、満足気ですが、確かめようとふたを開けると逃げてしまうのが難点です。箱の子は、入っているかどうかの実感が得られず、不満気です。ひとしきり色々試す中で、友達のしているようにしたい気持ちを持ったり、違う方法を考えようとしたりします。これからの時期、風がとても心地よく感じられますね。風がよく吹いているときには、いろいろな方法で風を感じ遊びたいと思っています。
4月27日(金曜日)「忍者みたいに、ジャンプしたい!」
以前から活用しているタイヤの道に、今日は、たくさんのフープをつなげ、園庭端にある築山までつなげる子ども達です。色とりどりのフープが並ぶと”何?面白そう”と興味を抱き「したい!」の声と共に、次々と参加し始めました。築山までどのように進むか見ていると「僕は、ケンケンで行く」と、長い道の最後まで片足で進む子、「私は、ピョンピョン!」と言い両足で進む子と、いろいろでした。いつも同じ遊び方でなく、自分でどのように遊ぶかについて考え試す様子が見られています。同じ遊びの場であっても、いろいろな考えを出し合い、互いに刺激し合いうことで、”やってみよう!”とする気持ちを更に膨らませ楽しんでいってほしいと思います。