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奈良市初のレッカー事業者との道路啓開訓練

ページID:0221809 更新日:2024年12月4日更新 印刷ページ表示

目的

レッカー事業者と消防機関が連携を行うことにより、相互理解を深めるとともに、災害発生時の初動に必要となる道路啓開の重要性を理解し、併せて救助救出に係る円滑かつ迅速な現場活動を行い被害軽減に帰することを目的とする。

実施場所や訓練の様子

実施日 令和6年11月26日 火曜日 13時

実施場所 奈良市消防局 訓練場

参加人員 北消防署 7名

     本部指揮隊 4名

     中央消防署 5名

     西消防署 4名

     南消防署 7名

     指令課 1名

     救急課 2名

     協力レッカー事業者 10名 3車両

参加車両 本部指揮隊(18号車)・中央消防署高度救助隊(74号車)・西消防署特別救助隊(72号車)

     南消防署消防隊(44号車)・北消防署消防隊(21号車)

この訓練はブラインド型訓練として行いました。

ブラインド型訓練とは、訓練の進行やシナリオを事前に知らせず、想定のみを与えて実践的な訓練を行う方法です。

想定として、高速道路上で地震により急停車した大型車両に後続車が追突し滑り込み事故発生。大型車両の横転、普通自動車の転覆事故により道路を塞ぎ通行不能となり、ガソリンの流出事故が発生する。高速道路のり面からの落石に巻き込まれ、大型車両が横転し擁壁の間に挟まり不安定状態で停車。

 

 

第一事故現場では大型車両に普通自動車が追突。大型車両のリア部分に普通乗用車のフロントが滑り込む事故。

第二事故現場では二台が道路中央で横転(大型車両)、転覆(普通自動車)​によりガソリン流出、車両の通行不能。

第三事故現場では大型車両が落石に巻き込まれ道路擁壁に乗り上げ転覆、擁壁との間に挟まり不安定状態で停車。

 

この訓練は3箇所の事故が同時に起き、第一事故現場から第三事故現場へのルートは、第二事故現場で道路中央で横転している車両の移動をレッカー事業者に車両の緊急排除要請、第三現場までのルートを確保し救助隊が現場へ向かいます。

 

訓練場に三箇所の事故現場を設定

三箇所の事故現場  三箇所の事故現場を想定

 

指揮本部では、現場の情報を集約し、救助隊・消防隊への活動方針を指示しています。

指揮本部が設営されました 指揮本部

 

第一事故現場

大型車両に後続車が追突し、追突した車両に取り残されている要救助者を後部ハッチから資器材(バックボード)にて救出・搬送。

ボンネットに乗り上げた車両 救出活動 

救出活動中 車内に取り残されている要救助者

​​救急隊と連携 車内からの救出​​

​​

 

第二事故現場

横転・転覆した車両からの救出活動。レッカー事業者へ、横転し道を塞いでいる車両(大型車両と想定)
を除去し第三事故現場へのルート確保の依頼。

横転、転覆した車両  状況確認

安全確認 車内確認

状況報告 資器材を準備

救出活動 救出中

レッカー事業者を要請 車両の除去   レッカー事業者

 

 

第三事故現場

第二事故現場の横転車両がレッカー事業者により除去、通行可能となり救助隊が第三事故現場へ到着。レッカー事業者による車両の吊り上げ固定後、救助活動を実施。

レッカー事業者との協力 レッカー事業者と協力 

救出活動 救出活動

搬送中 搬送中

 

訓練終了後、訓練の講評を行いました。

訓練後の様子 訓練後の講評

レッカー事業者と協力した初の訓練であり大変有意義なものとなりました。多種多様化する災害に対応し、市民の生命、身体及び財産を守るため、限られれた人員及び資器材を最大限に活用し日々訓練を行っています。

 

 

全参加者