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令和6年2月10日(土曜日) 近畿日本鉄道株式会社が 近鉄奈良駅にて鉄道車両を使用した消火、避難訓練を実施
令和6年2月10日(土曜日)近畿日本鉄道株式会社が近鉄奈良駅にて鉄道車両を使用した消火、避難訓練を実施されました。3年に1度の訓練ということで貴重な機会に参加させていただきました。
列車内で火災発生したとの想定で、運転士及び車掌による消火、避難誘導訓練

列車内での火災発生を想定し、スモークマシーンを使用し煙を発生させて列車内が混乱している想定をしています。

車掌による、消火器を使用して初期消火を実施。消火器を適切に使用し迅速な初期消火を行えていました。
列車内で火災が発生したとの想定で、運転士及び車掌による避難誘導訓練

消火後、暗闇の中逃げ遅れた2名の要救助者を発見し負傷しているか観察。

運転士及び車掌による要救助者2名の搬出訓練の様子。混乱し興奮した要救助者に話しかけ、落ち着かせてから搬出を実施。

発煙筒を使用し煙を発生させ、地下線路内の排煙設備が排煙を行っている様子。排煙設備とは火災で発生した煙やガスを屋外に排出するための機械設備です。

社員による空気呼吸器の装着訓練と運転士による避難用の梯子を設定している様子。

運転士が設定した梯子で列車最後尾にて避難誘導訓練を実施している様子。

地下線路を利用して安全な最寄りの駅へ徒歩で避難誘導をしている様子。

社員による全盲者を避難用の梯子を使用し、避難誘導している様子。
近畿日本鉄道株式会社の社員による防火シャッターの取り扱い説明及び動作の確認

火災が発生した際に防火シャッターがどのように作動するか社員が説明している様子。防火シャッターは火災を感知すると自動的に空間を閉鎖して延焼拡大を防止する設備です。

防火シャッターが完全に閉じてしまっても非常口が設けられているため容易に避難することが可能です。
訓練終了後、中央消防署員並びに近畿日本鉄道株式会社担当者からの講評

今回の訓練に参加させていただき、近畿日本鉄道株式会社の日々の火災予防に対する関心と安心安全な鉄道業務の遂行への取り組みへの理解を深めることができました!