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尾山代遺跡

更新日:2021年1月27日更新 印刷ページ表示
  • [場所] 奈良市月ヶ瀬尾山3835
  • [内容]
    奈良時代から平安時代にかけて(8~12世紀)の集落遺跡です。
    古代山間の生活を知るうえで重要な遺跡であることから、県の史跡に指定され、史跡公園として整備しました。
    発掘調査をもとに建物を復元展示しています。
  • [見学] 無料
  • [交通]
    • 名阪国道 五月橋ICから約7km
    • JR奈良駅または近鉄奈良駅から、石打行バスで「尾山診療所前」下車、徒歩約7分

尾山代遺跡

 尾山代遺跡は、昭和60年に丘陵の南斜面で発見され、同年の発掘調査により、竪穴式の建物3棟、掘立柱建物1棟、土坑などの遺構が見つかりました。竪穴式の1棟は、カマド状施設を持つ小さな建物であり、ここで鍛冶(かじ)をしていたとみられます。
 また、奈良時代前半から平安時代の土器や、鍛冶の道具、鉄滓(てっさい、鉄くず)、漁網のおもり、土馬などが出土しました。なかには、今の岐阜県で焼かれたと思われる、「美濃」と刻印された須恵器杯もありました。
 古代の月ヶ瀬には平城京の寺院に木材を供給する杣(そま)があり、この遺跡は杣の人々の集落であったと考えられています。

 
件名 尾山代遺跡
かな おやみでいせき
指定 奈良県指定史跡
指定日 昭和62年3月10日
所有者 奈良市
小学校区 月ヶ瀬