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なら農業マネジメントアカデミー「経営改善コース」「販売力強化コース」
奈良市では、農業の担い手の所得向上や営農環境の改善による地域農業の振興のため、令和6年度より「なら農業マネジメントアカデミー」を開講しています。
令和7年度は、昨年度に続き、自農園を抱える課題に対し、生産現場の外から小さな改善チャレンジを積み重ね、経営の土台を安定させる「経営改善コース」と、アドバンスコースとして販売面のスキル強化に特化した「販売力強化コース」(旧:販路拡大コース)を開講します。
なら農業マネジメントアカデミー プログラム監修・メイン講師
ファームサイド株式会社 佐川友彦さん
プログラム監修及び講師には、令和6年度に引き続きファームサイド株式会社代表取締役の佐川友彦さんを起用します。
東京大学農学部、同修士卒。外資系企業を経て2014年より阿部梨園に参画。阿部代表の右腕業を務め、大小500件の業務改善を実施し、小規模ながらスマート経営を実現。現在はファームサイド株式会社を起業し、講演活動や経営支援で各地を回り、農家の経営改善運動を全国へ展開中。著書『東大卒、農家の右腕になる。小さな経営改善ノウハウ100』(ダイヤモンド社)
経営改善コース
経営改善コースでは、経営改善のための具体的な手法について、座学、ワーク等により農業者に伝授するほか、「販売力強化コース」の受講生の圃場への視察(予定)や、受講生とメイン講師によるSNSグループを設け、伴走支援も行います。
各回の受講後に、受講者が学んだ手法を自農園において反映させる実践型の講座を展開し、最終回では実践した経営改善の取り組みを受講者ごとに発表します。受講中の段階から実践に取り掛かり、改善習慣を身に付けていくことで、講座終了後においても独力で経営改善に取り組める能力を養います。
昨年度テーマとして設定していなかった、営業・販売面における改善についても追加するなど、今年度は内容をアップデートし、また昨年度受講した方も再受講していただきやすいよう、重複する内容に関しては、任意参加の項目も設けています。
▼この講座では、学習と実践の繰り返しで効果的に経営改善を行う仕組みです。
講座内容
※下記の日程とは別に、奈良市内の農園の現地視察も行う予定です。
第1回 経営改善の進め方
- 日時
令和7年11月5日(水曜日)午後3時~6時 - 場所
奈良市役所 北棟2階 202会議室
第2回 経営診断
- 日時
令和7年12月3日(水曜日)午後3時~6時 - 場所
奈良市役所 北棟2階 202会議室
第3回 雇用・組織の改善
- 日時
令和7年12月23日(火曜日)午後3時~6時 - 場所
奈良市役所 北棟2階 202会議室
第4回 営業・販売の改善
- 日時
令和8年1月20日(火曜日)午後3時~6時 - 場所
奈良市役所 北棟2階 202会議室
第5回 最終発表会
- 日時
令和8年2月19日(水曜日)午後3時~6時 - 場所
奈良市役所 北棟2階 202会議室
対象者
市内に農場があり、農業で生計を立てている65歳未満の農林畜産業者
(家族・従業員の参加も可)
定員
10名程度
*受講者は、委託事業者と協議の上、決定します。
*申込みの結果や受講の詳細については、10月末までに運営の株式会社マイナビの担当者よりメールにてお知らせします。
*受講前に、みなさまの経営状況を把握するための事前アンケートを実施いたします。
参加費用
無料
申込
経営改善コース応募フォーム<外部リンク>
締切
令和7年10月26日(日曜日)
販売力強化コース
販売力強化コースでは、経営改善の基礎を培った方を対象に、販売面のスキルアップを目指します。
農業者個々の直売に焦点を当て、講師との個別面談や少人数のゼミ形式でのグループコンサルティングを通じ、目標設定とアクションプランの作成、そして実践に繋げ、参加者のより個別具体的な販売力に関する課題解決を図ります。
また、参加者の圃場での視察も予定しており、より身近に気づきを得られる内容です。
対象者
- 2022~2023年度「なら農業応援塾」受講者
- 2024年度「なら農業マネジメントアカデミー」受講者
(経営改善コース、販路拡大コースいずれか) - 2025年度経営改善コース受講者
※販売力強化コースのみのご参加は不可
※申込時点で65歳未満であること
定員
3名
※お申込み内容をもとに面談を実施し、受講者を決定します。
参加費用
無料
申込
販売力強化コース応募フォーム<外部リンク>
締切
令和7年11月10日(月曜日)
主催・運営
主催:奈良市
運営:株式会社マイナビ