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クビアカツヤカミキリにご注意ください
令和5年7月、本市においても、クビアカツヤカミキリの成虫を捕獲した事例が初めて確認されました。
奈良県内においては、令和6年度末までに27市町村で成虫・被害木の確認がなされています。
身近なサクラ等の樹木を確認いただき樹木の下に大量のフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)やミンチ状のフラス、脱出孔を見つけた時は、農政課までご連絡お願いします。
植物の生態系に被害を及ぼす恐れがあることから、被害の拡大防止のため見つけた場合は、奈良県のマニュアルをご覧いただき被害対策をお願いします。
クビアカツヤカミキリについて
- クビアカツヤカミキリは、主にサクラ、ウメ、モモ等のバラ科の樹木を食害し、枯死に至らせる害虫です。
- 幼虫は、4~10月頃に樹木内部を摂食し、大量のミンチ状のフラス(木くずとフンの混合物)を排出しながら2~3年過ごし、5~8月頃に成虫となって樹木の外に出ていきます。
- 平成30年1月に「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により特定外来生物に指定されました。
飼育、保管、運搬、輸入、野外への放出等は禁止となり、違反の場合、罰金や懲役を科せられる可能性があります。
クビアカツヤカミキリの特徴
- 全体的に光沢のある黒色で、胸部(首の部分)が赤い
- 体長 2.5~4cm
- 成虫は5月から8月に発生
- 幼虫が入り込んだ樹木からは大量のフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が排出されます。

クビアカツヤカミキリの成虫

成虫脱出孔 フラス
(※クビアカツヤカミキリの成虫写真は 『国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所』より提供)
クビアカツヤカミキリを発見した際は
- 発見した日時、場所、詳しい状況を、下記の機関までご連絡ください。
- 土地や施設の管理者
- 発見された場所の市町村
(奈良市の果樹等で発見した場合は農政課、奈良市の施設で発見した場合は施設の所管課)
- 被害の拡大を防ぐため、駆除(捕殺)をお願いします(生きたままでの運搬は法律で禁止されています)。
- クビアカツヤカミキリ被害木への対処は、被害が発生した土地(樹木)の所有者または管理者にお願いしております。
- 発生した樹木へは、「幼虫の掘り出し」「スプレー剤処理」「薬剤の樹幹への注入」などの対策があります。
- 樹木の被害が大きい場合は、倒木や落枝による人や物への被害の恐れがありますので、伐採をご検討ください。
※伐採した樹木を処分される際には、事前に農政課までご相談をお願いいたします。
詳しくは、以下のマニュアルまたは奈良県ホームページをご覧ください。
クビアカツヤカミキリに関する奈良県ホームページ<外部リンク>
