奈良時代に春日大社の神官がうちわづくりを始めたと言われています。その後、興福寺でもつくられるようになりました。その頃のうちわは「渋団扇」といい、柿の渋を塗った、 丈夫で実用的なものでした。 やがて、うちわづくりが一般の人々に伝わると、絵や透かし彫りを入れるなど、見た目を美しくする工夫がされるようになりました。
奈良団扇は、色鮮やかで、正倉院の宝物や奈良の風景など奈良らしい文様の透かし彫りが施されているのが 特徴です。現在はお土産や贈り物にされることが多いようです。 みなさんも機会があれば、風流な省エネを体験してみてください。
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