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奈良市の東部に位置する「都祁(つげ)地域」は、豊かな自然に囲まれ、都祁の花「スズラン群落(国指定天然記念物)」や、地域随一の「藺生の桜並木」などがあります。「つげ」という名称は、日本最古の書物であるといわれる「古事記」の中にすでに見ることができ、農耕生活を営み集落が生まれた頃は、古代国家「闘鶏国(つげこく)」を築き独自の文化を育んできました。古くから人が住み着いた大和高原は古代遺物・遺跡のメッカで、都祁地域からは百七十箇所にのぼる遺跡が確認されています。
都祁地域は標高450mの「大和高原」に位置していることから、冷涼な気候を活かして、古くから農業がさかんに行われていました。しかし、全国的な人口減少・少子高齢化の影響は都祁地域でも著しく、農業に限らず「担い手不足」や「地域コミュニティの縮小」が課題となっています。
本市では、このような状況であっても、緑豊かな魅力ある風景の中で営まれてきた市民生活が、この先も持続的に維持・発展できるような社会基盤構築を目的に「Locol Coop 大和高原プロジェクト」を実施しています。地域おこし協力隊としてのミッションとともに、このプロジェクトの実現にも携わっていただくメンバーとして地域おこし協力隊を募集します。
応募にあたって、不安はことや知りたいことがあればお気軽にオンラインにてご相談いただけます!
■オンライン相談会
【日時】
令和7年7月 9日(水曜日)~11日(金曜日) 10時00分~16時00分
令和7年7月16日(水曜日)~18日(金曜日) 10時00分~16時00分
【内容】協力隊担当職員がご不明な点やご質問にお答えします!
【会場】オンライン(zoom)※インターネット接続費用は参加者負担となります。
【締切】参加を希望する日の一週間前まで
詳細な時間等については、日程調整のうえ申込時に記載されたメールアドレスに後日通知します。
地域おこし協力隊員 1名
奈良市都祁地域、及び奈良市東部地域(月ヶ瀬地区・田原・柳生・大柳生・東里・狭川)
下記の(1)の選択式ミッション及び(2)LocalCoop大和高原プロジェクトをミッションに活動していただきます。
(1)選択式ミッション(下記A又はBから選択してください。A、B両方の選択も可能です。)
A:都祁農産物加工センターの商品販売促進による都祁の魅力発信に向けた広報活動
県内はもとより、国内外からの多くの観光客や、まだ商品と出会っていない方々へ向けたPRや販売促進の取り組みを、加工センター職員と共に行っていただきます。
《活動の目的》
美しい里山風景が広がる都祁地域で作られる農産物や加工品、加工サービスについて、市街地などへPRすることで、地域外からの発注を増やし、かつ都祁の魅了発信や誘客を図ります。
(活動例)
・農産物加工センターの商品やサービスについてInstagramやX等のSNSで紹介・発信
・都祁の魅力発信につながる加工品の企画・提案
B:提案型フリーミッション
得意分野は人それぞれ!ご自身の経験や強みを活かした地域貢献ミッションをご提案ください。
《活動の目的》
これまでの経験や得意分野、好きな事を活かした主体的な活動を通して、地域課題の解決や都祁の魅力発信に取り組むことで、新たな視点による持続可能なまちづくりに寄与します。
(活動例)
・他地域での協力隊経験を活かして東部地域への移住希望者向けイベントを企画・実施
→ 移住促進
・本が好きなことを活かして、公共施設等で古本交換会や読み聞かせイベントを企画・実施
→ 地域コミュニティの醸成
※提案いただいたミッションを元に、活動内容についてはご相談の上で決定します。
(2)「Local Coop 大和高原プロジェクト」推進~『共助』を基にした住み続けられるまちづくり~
1 地域課題の発掘と解決策の検討・実施
地域住民同士のコミュニケーションの活性化と、コミュニティ形成を促すことで地域課題を掘り起こします。また、その地域課題の解決について、民間企業やNPO、大学などと連携しながら地域住民を交えて検討・実施します。
2 地域住民との関係性構築
地域のあらゆる立場の方が、本プロジェクトの主旨を理解し、地域課題を自分ごととして捉える「共助」の意識を醸成するため、
地域イベントや行事への参加・サポートを行い、地域住民との関係を密にします。
《令和6年度の活動状況》
都祁地域では、令和6年11月から令和7年1月にかけて、地域の住民の方が地域課題発掘と解決策について議論する「自分ごと化会議」を実施し「誰でも活動したくなる魅力あるコミュニティの場づくり」をテーマに議論を進めました。
都祁交流センターを舞台に、人々が集い、交流が生まれ、コミュニティが育まれるために必要なこと、という課題に対し、無作為に抽出し選出された
地域住民の皆さまが、住民、地域及び行政がこれから取り組めることといった視点から、持続可能な解決案を提案しました。
<前提条件>
(1)次のいずれかに該当する方
A)現在、3大都市圏をはじめとする都市地域等(※)に在住しており、奈良市地域おこし協力隊に採用後は、生活の拠点を奈良市都祁地域(ただし、居住条件により、東部地域となる場合があります。)へ移し、住民票を異動させることが可能な方(奈良市内に住民票がある方は対象外)。
※都市地域等(3大都市圏内の「条件不利地域」に該当しない地域、政令指定都市)
【3大都市圏】
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、及び奈良県の全区域
【条件不利地域】
次の(1)~(7)のいずれかに該当する地域
(1)過疎地域自立促進特別措置法(みなし過疎、一部過疎を含む)、(2)山村振興法、(3)離島振興法、(4)半島振興法、
(5)奄美群島振興開発特別措置法、(6)小笠原諸島振興開発特別措置法、(7)沖縄振興特別措置法
【政令指定都市】
札幌市、仙台市、新潟市、さいたま市、千葉市、横浜市、相模原市、川崎市、静岡市、浜松市、名古屋市、大阪市、堺市、神戸市、京都市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市、熊本市
B)2年以上3年以内に地域おこし協力隊の経験を有し、かつ、地域おこし協力隊の退任日から1年以内の方
(2)令和7年9月1日現在で、18歳以上の方
(3)任用期間を全うする意思があり、地域活性化に意欲と情熱をもって、地域課題解決のために地域住民と積極的にコミュニケーション
を図ることができる方
(4)任期満了後も奈良市都祁地域に定住する意思のある方
(5)普通自動車運転免許(AT限定可)を有し、実際に運転ができる方。自家用車(バイク可)の持ち込みが可能な方
(6)パソコン(ワード・エクセル・インターネット等)の操作及び各種コミュニケーションツール(Facebook、 Discord、Slack等)、Web会議システム等を活用した情報発信ができる方で、自身のパソコンの持ち込みが可能な方
(7)心身ともに健康で、誠実に職務を行うことができる方
(8)活動に際して、市の条例及び規則等を遵守し、職務命令等に従うことのできる方
(9)土・日曜日、及び祝日の行事参加や夜間の会議など、不規則な勤務に対応できる方
(10)居住する地域の行事等に地域住民として積極的に参加できる方
(11)地方公務員法第16条に規定する下記欠格条項に該当しない方
地方公務員法抜粋 (欠格事項) 第16条 次の各号のいずれかに該当する者は、条例で定める場合を除くほか、職員となり、又は競争試験若しくは選考を受けることができない。 1 成年被後見人又は被保佐人 |
<必須条件>
<歓迎条件>
1名
(1)雇用形態
奈良市地域おこし協力隊設置要領に基づき、会計年度任用職員として任用します。
ただし、地方公務員法第22条及び第22条の2第7項の規定に基づき、採用はすべて条件付のものとし、採用後1か月間を良好な成績で勤務した時に会計年度任用職員として正式採用となります。
※兼業を希望される場合は相談に応じます。(勤務時間外で目的、内容が業務に支障がないものに限ります。要届出。)
※会計年度任用職員とは地方公務員法(以下「法」という。)に規定される職員であり、地域おこし協力隊員の分限及び懲戒は、法第27条、第28条、第29条に定めるところによります。
(2)任用期間
任用日(令和7年9月1日予定)から当該年度の末日(令和8年3月31日)までとし、それ以降については、活動内容や実績により任用日から通算して3年を上限に更新できるものとします。
※最長 令和10年8月末日
(3)活動地域
奈良市都祁地域、及び奈良市東部地域(月ヶ瀬地区・田原・柳生・大柳生・東里・狭川)
(4)執務場所
都祁行政センター 地域振興課(奈良市都祁白石町1026番地の1)
(1)活動日
一か月間の活動日数を概ね15日(一週間4日程度)とし、その範囲内で活動日数を調節します。
(2)勤務時間
8時30分から17時15分(休憩1時間)
業務内容や進捗状況に応じて、活動日及び始業・終業時間は変動の可能性があります。
(3)休日
定例休:国民の祝日・年末年始(12/29から1/3)
非定例休:別途所属長が定めるシフトによる週休日
令和7年度 奈良市地域おこし協力隊(都祁地域) 募集要項 [PDFファイル/4.48MB]
奈良市役所 市民部 都祁行政センター地域振興課
〒632-0292 奈良市都祁白石町1026番地の1
Tel.0743-82-0201(平日9時00分から17時00分まで)
Fax.0743-82-1950