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各種の筆記試験を自動採点する仕組みを奈良市が導入してくれています。2学期の最初、3年生の学力診断テストから使用を開始しました。
先生方は事前にタブレットの解答用紙に正解を入力し、テスト終了後に生徒個々の答案用紙をコピー機でスキャンします。その画面を先生方のタブレットにアクセスさせ、自動採点した内容を確認していきます。読み取りがうまくいかない場面もあり、一つずつ丁寧に確認をしてくださっています。個々に返却するのは、自らが記した答案用紙とスキャンして〇×がつけられたコピーの答案が手元に戻ります。
先生方の業務が軽減するだけでなく、すべての採点ができた後に、各教科で学級や学年全体の強み、弱みが数値で示されます。今後は、個々の学習状況に合わせた分析もしていくようになると思います。
自動で時間が短縮されるという側面だけではなく、先生自らがテスト問題の精度は、テスト範囲の指導の内容はどうであったかをエビデンスに基づいて検証する時間を確保し、次の学習指導につなげることができます。
今回は、テスト用紙の関係で読み取りの精度が低く、手元にもどるコピーの答案に影がついてしまっていますが、今後は、用紙にも注意を払って学校のデジタル化をさらに進め、生徒の学習効果を上げていきたいと考えています。
春日中学校の職員室では、リアテンダント相談窓口が開設され、わかる先生が、一緒にスキルアップをしてくださっています。
(春日中学校ホームページ<外部リンク>より一部抜粋)