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学園前開発の流れ

更新日:2019年11月7日更新 印刷ページ表示

 学園前住宅地が位置する地域は電車開通(大正3年、1914年)以前は、松林の疎林が続いている起伏が小さい、緩やかな丘陵でした。昭和16年に帝塚山中学(旧制)が開校し、翌年に学園前駅が生徒の登下校の特定時間のみ停車する特別駅として開設されました。戦後昭和25年近鉄が駅を中心に学園前住宅地として宅地を造成したことを発端に、次々にブロック単位の大規模な宅地造成が日本住宅公団、地方公共団体、その他民間開発業者により行われたことにより、駅周辺だけであった住宅地が駅の北方・南方に拡がっていき、駅勢圏人口も急激に増加しました。駅周辺には、サービス施設・商業施設が集積し、この地域が大阪方面への通勤者が多いベッドタウン的性格を持ち乗降客数が多いことから、駅の改装や特急の停車により乗降者の利便が図られました。さらに、平成11年秋には南北に駅舎と一体となった商業ビルが各一棟でき、平成13年には、市が施行した再開発ビルが完成し、西部住宅地域における市民文化、交流の拠点としての都市機能が整いました。