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奈良市の教育-移住を検討する方へ-(奈良市への「教育移住」)
質の高い公教育
子どもの学び。大人の学び。つながる学び。
奈良市では、幼小連携・小中一貫教育の中で質の高い公教育の実現を目指し、グローバル人材を育成します。
生まれ育った地域を誇りに思い、夢を実現する力を持つ子どもを育て、本市で育った子どもたちが本市の将来の発展に貢献し、また、さらに次世代へとつなげていく、という世代間の好循環を生み出します。
奈良市の小中一貫教育
9年間の連続した学びの中で、確かな学力と豊かな人間性の育成を図る小中一貫教育を展開
奈良市の小中一貫教育は、地域と連携しながら、各中学校区において、小中学校の教職員の協働と奈良の特色ある教育を推進しています。
各中学校区では、教科指導や生徒指導、特別支援教育の部会などを設置し、それぞれの「中学校区教育ビジョン」に基づき、小中学校の教職員が共に手を携えて子どもの教育にあたっています。
奈良市版GIGAスクール構想
奈良市では令和元年12月に文部科学省が打出した「GIGA(Global and Innovation Gateway for All)」スクール構想」に基づき「奈良市版GIGAスクール構想」として、令和2年9月29日には、全国に先駆けて全小中学校への配置を完了し、小中学生1人1台のタブレット端末を活用し、最先端の学習ができます。
奈良市版GIGAスクール構想(授業の様子などを紹介)
AI学習ドリル「Qubena」
AI(人工知能)的な学力データ分析を用いて、その子に適した学びが可能に
学校の勉強において、お子さんがどの分野を苦手としているか把握できず、そのまま苦手意識を持ってしまうことがあります。奈良市では個別最適な学びを推進するため、小学校4年生から中学校3年生を対象に、AI学習ドリル「Qubena(キュビナ)」を導入しております。
Qubenaは、何が理解できているのか、身についていないのか、児童のつまずきをAI的な分析によって科学的に「見える化」し、一人一人の理解度や苦手分野に合わせた復習問題を提供する学習システムです。
「Qubena」に奈良市独自のダッシュボードを導入(令和5年6月)
学習状況を可視化しデータに基づいてより丁寧な支援を
児童生徒用ダッシュボード(自らの取組状況が表示されたもの)と教員用ダッシュボード(所属する学校・クラス・個人単位での取組状況が表示されます。)の運用も開始し、これによりQubenaを活用した個別の学習状況の把握が可能になります。
子どもたち自身の日々の学習の記録をダッシュボードで可視化することで、全員に一律の同じ支援をするだけでなく、データに基づいてより丁寧な支援が必要な子どもたちに早期に手当をすることができる環境を構築しています。
主体的に多様な人と関わろうとする姿勢を育む外国語教育
教室と世界がつながるオンライン英会話
奈良市の中学校では、インターネット回線を利用して、生徒と海外にいる英語講師がつながり、英語でやり取りを行うオンライン英会話を実施しています。日頃の授業で学習した内容を活用し、自分の思いを伝えたり、意見をやり取りしたりすることで、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢を養います。
世界遺産学習 ー古都奈良の文化財は学習にもー
「未来に引き継いでいきたい、みんなの宝物」として、自分たちの住むまちが誇る「世界遺産」。奈良市には身近にある「本物」に触れながら、その歴史や先人たちの思いを学べる環境があります。「このまちに住んでいる」という誇りとまちを大切に思う心を養い、将来「持続可能な社会」を担う人へと成長することを市全体で後押ししています。
授業で使われている副読本の内容は、デジタル化し全国に公開しています。
専用サイト:奈良の世界遺産 もっと奈良っちゃうWEB<外部リンク>
トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム
「トビタテ!留学JAPAN」とは文部科学省が、平成25年10月から開始した、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す気運を醸成することを目的とする留学促進キャンペーンです。
奈良市が採択する「地域人材コース」は、奈良市内の産学官が連携し
- 地域の大学生を対象として給付奨学金
- 海外留学と地域企業等でのインターンシップ
を組み合わせたプログラムを通じて、地域(ローカル)の活性化に貢献し、地域に定着するグローバル人材(=グローカル人材)を育成することを目的としています。
「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム 地域人材コース」はこちらから
(平成30年度 奈良市留学支援コンソーシアムメンバーとの集合写真)
子どもたちに学習や体験の場を提供しています
「キッズ学びのフロア」をご存知ですか?
奈良市はぐくみセンターのキッズ学びのフロア(9階)では、好奇心旺盛な子どもたちのために毎月多彩な講座を用意しています。
科学実験教室、ものづくり体験教室、天文教室、プログラミング教室などがあり、無料講座や申込不要で参加できる講座もあります。
平日は学校や園を対象とした講座、土日・祝日は、子どもと保護者または引率者を対象とした講座「キッズホリデークラブ」を開催しています。
オペレーターの生の解説プラネタリウムも人気です!
また、大人だけでも入場できるナイトプラネタリウムもありますので、ぜひご利用ください。
社会をたくましく生き抜く力を目指す「ジュニア・インターンシップ」
地元の企業や地域と連携したキャリア教育
奈良市では、子どもたちが自分の将来の生き方や進路を考えながら、社会をたくましく生き抜く力を身につけることを目的としたキャリア教育を進めています。
その一環として、市内の各中学校では、地元の企業や地域と連携して働く「ジュニア・インターンシップ(探究型職場体験学習)」を実施。実施後にポスターセッションの形式で、プレゼンテーションを行う機会を設けることによって、子どもたちはコミュニケーション力や課題対応の能力を身につけていきます。
地域で決める学校予算事業
「すべては子どもたちのために」を合言葉に、地域全体で子どもを守り育てる体制づくりを推進
奈良市では、平成22年度より中学校区を単位として、「地域で決める学校予算事業」を展開しています。
これは、学校と地域住民が連携・協働し、子どもの学びの充実を目指す取組です。
この取組が、住民や企業・団体の地域参画のきっかけとなり、子どもたちと共に育つ地域づくり(地域振興)が進んでいます。
「地域で決める学校予算事業(「交流の集い」の様子)」はこちらから
子どもの安全・安心への取り組み
「人」と「IT」による登下校の見守りを強化
奈良市では、学校・保護者・地域の方々による、子どもたちの登下校の安全を守るための活動を積極的に実施頂いていることに加え、情報・通信機器を活用した登下校見守りシステム「ツイタもん」を導入し、子どもたちの登下校の安全確保について強化を図っています。
専用のICタグを持ったお子さんが校門を通過した時に、その時刻と映像が記録されます。通過した時刻がメールで保護者に届く有料サービスもあります。
いじめに悩むお子さんも安心して相談
「いじめ」の問題で悩むことなく、安心して学校生活を送ることができるよう、相談窓口を設置しています。平成30年からは、いじめの相談・報告が匿名で行えるアプリ「Stop it!」を導入。
チャット形式でメッセージのやり取りや画像送信等ができ、緊急時にはワンタッチで市のいじめ相談ダイヤル「ストップいじめならダイヤル」(24時間対応)に発信も可能です。(対象:小学校5年生~中学校3年生)
人とまちを育む奈良市の食育
奈良市食育ネットと連携した食育の推進
奈良市は学校、大学、公民館、農家、ボランティア、食品関連事業者等60団体以上で構成された奈良市食育ネットと協働して一人ひとりの豊かな食を支えるとともに、食を通じた健康で豊かな生活ができるまちを育んでいます。
奈良は1300年の歴史と豊かな自然環境が一体になった世界に誇る食文化発祥の地であり、市内には米や茶、大和野菜、苺をはじめとした豊かな農作物があります。これらの資源をいかし豊かな人間形成につながる体験や学びができる場を提供します。