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奈良市では、平成27年度より市内全ての小中学校で小中一貫教育を展開しています。21の中学校区を、小中一貫教育推進ブロックに位置づけ取組を推進しています。
本市は、平成16年3月24日に「世界遺産に学び、ともに歩むまち―なら」小中一貫教育特区として認定され、平成17年度より田原小中学校において小中一貫教育を開始しました。本市における研究発表会も回数を重ね、児童生徒の学習や活動の様子を公開するとともに、小中一貫教育の成果を広めてきました。本市では新設の中学校の開校や統合により、平成23年度から8小学校7中学校がパイロット校として、また、平成27年度に小中一貫教育を全市展開するために、それぞれの中学校区が、それぞれの推進ブロックの実態に応じた小中一貫教育の在り方について研究を進めてきました。
<パイロット校(平成26年度まで)>
※平成27年度より、パイロット校はモデル校と名称を変更するとともに、パイロット校以外の学校はスタート校と呼称
施設一体型の小中学校3校、連携型の小学校・中学校18中学校区、合計21の小中一貫教育推進ブロックで推進しています。
奈良市の小中一貫教育は、地域と連携しながら、各推進ブロックにおける小中学校の教職員の協働と、奈良の特色ある教育を推進しています。各推進ブロックでは、教科指導や生徒指導、特別支援教育の部会などを設置し、それぞれの推進ブロックの「中学校区教育ビジョン」に基づき、小中の教職員が共に手を携えて子どもの教育にあたっています。
奈良の特色ある教育は次の三つです。
奈良市では、小学校第1学年から外国語科を設置しています。地域人材などを活用しながら9年間のカリキュラムに基いて学習を進めています。
奈良市では、総合的な学習の時間を総合「なら」と呼称し、奈良で学んだことを誇らしげに語れる子どもの育成、現代的な諸課題に対応しようとする持続可能な社会の担い手の育成を目指しています。
奈良市では、タブレットを導入し、効果的な活用方法を研究しています。また、奈良市情報教育スタンダードを作成し、ICT活用のスキルや情報活用能力、情報モラルなどについて、発達段階に応じて9年間で系統的に活用する基準を示しました。
各学校における小中一貫教育などの取組については、学校一覧からご覧いただけます。