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奈良市観光特別大使 加藤雅也さんが語る奈良の魅力 豊かな自然や文化が学べるまち、奈良。

更新日:2020年4月1日更新 印刷ページ表示

奈良市観光特別大使 加藤 雅也さんが語る
奈良の自然や文化が育くんできたまちの魅力

奈良市観光特別大使で、俳優として活躍されている加藤雅也さんに、奈良市の魅力についてインタビューしました。
「自然が豊かで、日本の原風景を今もみることができる」と語る加藤さん。
高校まで奈良市で過ごした加藤さんが、当時を振り返ってあらためて感じるまちの魅力とは。

加藤 雅也 さん

奈良市観光特別大使(2019年委嘱)、俳優。
2019年2月から奈良市観光特別大使に就任。奈良市立飛鳥小学校、奈良市立春日中学校、奈良県立奈良高等学校卒業。
1986年にモデルとしてデビューし、「メンズノンノの創刊号に掲載。移行、ドラマ・映画・舞台等幅広い分野で活動。
NHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」や大河ドラマ「いだてん」、なら国際映画祭発の作品「二階堂家物語」等数々の作品に出演。

加藤雅也さん写真

 

自分を深めてくれるまち

加藤さん:『奈良には何もない』と耳にされる方もいるかもしれませんが、僕にとっては、自分を深める時間が『ある』ということに価値を感じさせてくれるまちなんです。
長く東京で暮らしてますが、情報が多過ぎて、常に何かに追われていたり、支配されているような感覚に陥るときがあります。
でも、奈良にはおそらくここにしかないゆったりとした時間が流れていて、自分たちのペースでのんびり暮らすことができる。それがこのまちの大きな魅力ですし、まちを離れたからこそ分かる奈良の良さだと思いますね。

世界へ発信したい柳生の魅力

剣聖の里 柳生で知られる柳生地区をはじめ、田原月ヶ瀬といった奈良市東部地域にも加藤さんは魅力を感じているそう。


加藤さん:例えば、柳生十兵衛が天狗と戦ったという刀石などが残る魅力的な柳生の里は、今すぐにでも時代劇が撮影できそうな地域だと思います。
みなさんが名前を知っている柳生一族柳生忍者など影の軍団の存在も含め、柳生は世界へ発信していくべき奈良市のキラーコンテンツ。
俳優として、このまちで何ができるのかを考えていますが、映画やアートを通じてまちを盛り上げていくことができればいいですね。
そして、きっと東部にはそういう魅力がまだまだあると思うから。

素朴な暮らしに価値がある

2018年から奈良市東部地域で始まった、里山暮らしが体験できる「さとやま民泊」。加藤さんは、奈良だからこそできるアクティビティとして、ここに大きな可能性を感じている。


加藤さん:便利で恵まれている今の世の中ですが、東部では今も昔ながらの暮らしが体験できます。便利な生活ではないかもしれませんが、『故きを温ねて新しきを知る』ことで、現代の便利さに感謝ができ、そして、不便だからこそ感じられた喜びなどを失っていると気付くはず。
いざ災害が起こった時に使える暮らしの知恵も、きっとたくさん詰まっています。
少し不便な暮らしを知らないと、便利なものを使いこなすのも難しいと思うんです。
この民泊で昔の生活が体験できるのは、とても貴重な経験だと思いますね。


また、奈良の豊かな歴史に触れることでも、日々の暮らしに新たな気付きをもたらしてくれるという加藤さん。


加藤さん:奈良市は言わば日本のはじまりの地世界遺産に囲まれたまちです。
五重塔などの建造物を見るだけでも歴史を探究することができる。
例えば、今の建築物は50年程しかもたないと言われているのに、釘が1本も使われていない五重塔はなぜ倒れたことがないのか。興福寺の中で仏像が1000年も残っているのはなぜか。ならまちには江戸時代から明治、大正の建物が並んでいるが、時代によって何が違うのか。
そうやって歴史を紐解こうとすることで学ぶことができる。
そんな学びのきっかけがまちのあちこちに点在しているんですよね。つまり奈良は、暮らしの知恵や伝統を日常で体験できる『学びのまち』とも言えます。とても刺激にあふれているまちだと思いませんか?

親子で学びが深められるまち

加藤さん米や野菜など食材も豊富で、工場も少なく水も空気もきれい
五重塔や多数の宝物もあり、自然やアートへの関心を高められる学びの場もたくさんある。
そんな点からも、奈良市は子育てのまちとも言えます。子供はなかなか歴史に興味を示しにくいので、できれば子供が物心つく前から、親が何気なく触れさせる機会を作るのがいいですね。
親が学ぶ姿勢を見せて子供がならえば、「親子で勉強できるまち」として新たなまちの価値が生み出せるのではないでしょうか。
日本のはじまりの地がもつ叡智に囲まれて育つので、社会の中でもオンリーワンな個性を発揮していくことができるはずです。
子育てするには、最高の環境だと思いますね。

加藤雅也さん写真2

 

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