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Drupal関連企業インタビュー トランスコスモス株式会社
トランスコスモスに聞く、「長期的な事業基盤」としてのDrupal
長年にわたり「Drupal(ドゥルーパル)」を活用したシステム開発を手がけてきたトランスコスモス株式会社<外部リンク>。同社はなぜDrupalを選び続けるのか。そして、日本初開催となるDrupalConは、国内のDrupal活用に何をもたらすのか。Drupalの強みと日本における今後の可能性について、トランスコスモスの本多様、今本様、森様、藤川様にお伺いしました。

Drupalを選び続ける理由──エンタープライズを支えるCMS
──まず、御社におけるDrupalとの関わり方について教えてください。
弊社はDrupal7の時代から、Drupalを活用したシステム開発に取り組んできました。企業や官公庁など、これまで数十社にわたり導入・運用を支援しています。
近年では、Drupalの柔軟性や拡張性を生かして、SaaS型のサービス『transCMS』を提供しています。強力なコンテンツ管理機能をベースに、より多くの企業や官公庁の方に利用いただけるよう設計しています。

──なぜ、数あるCMSの中でDrupalを選ばれているのでしょうか。
Drupalは、特にセキュリティ、拡張性、多言語対応に強みがあり、大きな可能性を感じています。
また、オープンソースなのでモジュールのコードが公開されています。モジュールを組み合わせることで、お客様の業務に合った機能を提供できるのも魅力です。
内製化・大規模サイトの移行を支えるDrupal
──企業にDrupalを提案する際、どのような点がポイントとなっていますか。
企業からの相談は、外注中心の運用から内製化したい、というものが多いんです。また、大企業からは承認フローや更新内容のバージョン管理も求められます。
我々は、Drupalをベースに日本の商習慣やウェブ作成の実態に合わせたサービスを開発しており、誰でも簡単に更新できるCMSとしてご提案しています。
──特に大企業だとページ数の多いサイトの移行が求められると思います。移行におけるDrupalの強みは何でしょうか。
我々は移行時のインポート機能を充実させたDrupalのモジュールを開発しています。
どのCMSであっても移行作業は難しいものですが、そのモジュールを活用することで、事前にデータを整理した上での移行がしやすくなり、時間と工期を短縮することができます。
また、移行するときに「誰でも簡単に更新できるような仕組み」も含めて設計できるのも、Drupalの強みだと思っています。

──導入後の運用や保守の面で、Drupalはどのような点が強みになりますか。
Drupalには年1回のアップデートや、2年ごとのメジャーバージョンアップがあり、常に進化し続けるプラットフォームである分、その都度対応が必要です。そこで、弊社のサービスでは、バージョンアップやセキュリティ対応も含めて一体的にサポートしています。
その際、Drupalを軸に我々のようなウェブサイト運用のベンダーとプラットフォームのベンダーが連携できていることが、安定したパフォーマンスの提供につながっていると考えています。
日本初DrupalConがもたらす、国内Drupalの未来
──日本初開催となるDrupalConへの期待を教えてください。
日本でDrupalConが開催されることは、国内でのDrupalの認知度向上に大きな意味があると思っております。
特に、学生や若手エンジニアが世界中の開発者や最新トレンドに直接触れられることに大きな意義を感じています。海外や東京ではなく関西で開催されることは、将来的な人材育成にもつながるだろうと期待しています。
また、歴史のある奈良で、最先端の技術が語られるというのも象徴的ですよね。DrupalConをきっかけに、コミュニティがさらに発展し、新しい連携が生まれていくことを期待しています。
<編集後記>
トランスコスモスへのインタビューから見えてきたのは、Drupalを単なるCMSではなく、長期的な事業基盤として捉える姿勢でした。
内製化支援や大規模サイト運用、セキュリティ対応までを一貫して支える取り組みは、Drupalがエンタープライズ領域で選ばれる理由を示しています。
日本初のDrupalConを契機に、国内でのDrupal活用とコミュニティが、次のフェーズへ進んでいくことが期待されます。
取材日:令和7年11月
取材/撮影:企業立地コンシェルジュ




