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~親子の絆づくりプログラム(BPプログラム)~赤ちゃんがきた!

更新日:2022年2月17日更新 印刷ページ表示

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~親子の絆づくりプログラム(BPプログラム)~赤ちゃんがきた!

 初めての子育ては、誰だってわからないことがいっぱい。
「月齢ごとの遊びや食事について知りたい」                                   「月齢の近い赤ちゃんを育てるお母さんと知り合いたい」
こういった赤ちゃんとの関わり方を知りたい方や、同じ立場のお母さんと子育てについて話したい方は多いのではないでしょうか。
 今回は、奈良市のはぐくみセンターにある「地域子育て支援センター そらいろ」で行われたBPプログラムを取材してきました。

 

BPプログラムとは?

 仲間づくりや親子の絆づくりを目的に、お母さん同士で交流を楽しみながら、育児の知識やスキル、親の役割について学ぶことができる、第一子の赤ちゃんを育てているお母さんと生後2か月から5か月の赤ちゃんが一緒に参加する全4回のプログラムです。

ふれあい

 

第1回目 「新しい出会い」

 令和3年11月、10組の赤ちゃんと少し緊張した面持ちのお母さんたちが集まり、プログラムがスタートしました。                                     はじめに、お母さんが2人1組になり、自己紹介をしたり、子育てについて関心を持っていること、聞いてみたいこと、困っていることを共有しました。BPプログラムは、お母さん同士の会話を大切にしているので、会話の時間を多く設けています。お母さんは、子どもの服装に関すること、授乳や生活リズムについて、思い思いに会話を楽しんでいました。

 

第2回目 「赤ちゃんのいる生活」

 一週間後、同じメンバーが集まり2回目のBPプログラムがスタートしました。                         はじめに、この一週間で印象に残っていることを一人ずつ話しました。「寝返りができるようになった!」や「他の赤ちゃんを見て、興奮したみたいであまり寝てくれなかった・・」といった声も。                       

 続いては、赤ちゃんとのふれあいの時間。赤ちゃんをだっこしたり、優しく抱きしめたり・・。いつもしているだっこでも、ゆっくり時間をかけて、ふれあうことで特別になります。赤ちゃんもお母さんも笑顔いっぱいの時間でした。         

 そのほか、お母さんの1日の過ごし方をグラフに書き出し、グループにわかれて共有しました。このときもそらいろのスタッフはあまり声をかけず、お母さん同士のコミュニケーションを大切にします。お母さんは授乳しながら、ミルクをあげながら、会話を楽しんでいました。

 

第3回目「赤ちゃんとの接し方」

 今回も、一週間で印象に残っていることを話す時間から始まりました。「雨の日が多かったから、BPプログラムに来ているお母さんとお子さんは何をしているのか気になった」や「授乳の間隔が長くなってきたので、家族で紅葉を見に行けた」など、お母さんがそれぞれの思いを話し合いました。

 この日は、親子のふれあいから始まり、赤ちゃんの手や足をマッサージして、親子共に笑顔があふれる、リラックスした時間を楽しみました。次に、赤ちゃんのからだやこころの変化について、お母さん同士で話し合いました。

赤ちゃんとママ

 

第4回目  「親になること」

 最終日も、この一週間で印象に残っていることを話し合い、「マッサージをしたらよく笑うようになった」「同じ月齢の赤ちゃんとふれあっているからなのか、物を持つようになったり、少しずつ成長を感じる」といった声があがりました。

 この日も、赤ちゃんとゆっくりふれあう時間を設け、癒しの時間となりました。次に、お母さん自身が「したいこと」と「しなければならないこと」、「赤ちゃんが生まれたことで感じる新たな楽しみや喜び」について、話し合いました。BPプログラムでは、お母さんが自分の時間を大切にすることも子育てをしていく上で重要なことだと考えます。

 

全4回のプログラムを終えたお母さんの感想

・お母さんだけでなく、赤ちゃんも他の赤ちゃんから刺激を受けているようで、成長を感じることが増えてよかったです。

・家にこもりがちだったけど、プログラムに参加することが楽しみになっていて、リフレッシュできました。

・子育てに関する悩みを共感でき、自分だけが悩んでいるわけではないことがわかってよかった!いい出会いがあって参加してよかったです。

・これからの子どもの成長がますます楽しみになりました。たっぷり愛情を持って育てていきたいです。

 

 

BPプログラムはどうでしたか?プログラム終了後、お母さんにインタビューしました。

プログラムに参加した理由を聞かせてください。

・2年前に奈良市に引っ越しをしてきて、同じ月齢のお子さんを持つお母さんの知り合いがおらず、ママ友がほしいと思ったからです。

・外出をほとんどしていなかったため、大人と話す機会がなく、寂しい思いをしていました。しみんだよりでこのプログラムのことを知り、是非参加したいと思いました。

 

プログラムの内容や雰囲気はいかがでしたか。

・話しやすくて、アットホームな雰囲気で居心地がよかったです。

・他のママの話を聞いて、自分ではしていなかった泣きやませ方や子どもとのふれあい方など、他の家庭の育児の仕方を知れてよかったです。

 

 

最後に、このプログラムを開催した地域子育て支援センター「そらいろ」の職員の方々にお話しをお聞きしました。

インタビュー

BPプログラムを行った経緯や思いをお聞かせください。

 現在、自分が生まれ育った地域と違うところで、慣れない子育てをスタートする方が多い中、子育てに対して不安に思っているお母さんは多いと思います。このプログラムで、子育てをする中で、「こんなときどうしてる?」とお母さん同士で話し合ってもらい、わからないことを一緒に学んでいくことで、初めての子育てが少しでも安心できるスタートになればいいなと思いました。

BPプログラムを行う上で、気をつけた点や注意した点はありますか。

 このプログラムはお母さん主体のプログラムになっているので、お母さん同士の交流の機会が多くなっています。その中で、いろいろな考え方や育児のやり方、他の赤ちゃんの様子を知り、自分の子育てに活かしてほしい。お母さんが聞きたいことや話したいことを自由に話し合ってほしいという思いから、安心して話せる場づくりに気を配りました。

 子育てに正しい答えはなくて、お母さんが心に残ったことを持って帰ってもらうことを目指していて、スタッフが先導しすぎないように気をつけました。

プログラムに参加されたお母さんの様子はいかがでしたか。

 お母さん同士で、お互いに助け合う場面もたくさんあり、アットホームな雰囲気を作っていただいたと思います。回を重ねるごとにお母さん同士のやり取りが活発になり、最後には、プログラムが終わるのが名残惜しいとおっしゃっている方もいたので、お母さん同士の絆が生まれたと思っています。これからもこのつながりを続けてほしいと思います。

 

 

 取材を通して、同じ月齢のお子さんを持つお母さん同士で会話をし、子育ての楽しさや不安なことなどいろいろな感情を共有することで、安心して子育てをすることができ、親子共に成長できるのだと感じました。

 奈良市ではこれから子育てを始める方や子育てに奮闘するご家庭に対して、様々な事業を行っています。ぜひ、ご活用ください。

 

 

地域子育て支援センター 「そらいろ」

はぐくみセンターの2階にある地域子育て支援センターです。施設を利用したことがある乳幼児を対象に一時預かり等を行っています。

詳しくはこちら:https://www.city.nara.lg.jp/site/kosodate/9265.html

 

奈良市の子育てに関する情報やイベントを紹介します!

☆3月2日(水曜日)、4月6日(水曜日)、5月11日(水曜日)、6月1日(水曜日)

プレママ・プレパパのためのオンライン見学会  「そらいろさんぽ」 [PDFファイル/192KB]

場所:地域子育て支援センター「そらいろ」(奈良市三条本町13-1 はぐくみセンター2階)

 

☆子育て広場

 奈良市では、概ね0~3歳児とその保護者を対象に子育て広場を開催しています。

様々なイベントや講座を開催していますので、是非お越しください。

詳しくはこちら:https://www.city.nara.lg.jp/site/kosodate/10770.html

 

なら子育て情報ブック(2021年発行) [PDFファイル/49.83MB]

 奈良市の子育て支援情報を”ぎゅっ”と詰め込んだ「なら子育て情報ブック(2021年発行)」をダウンロードしていただけます。

 ほかの子育て関連冊子のダウンロードはこちらから:https://www.city.nara.lg.jp/site/kosodate/1614.html

 

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