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子育て相談の総合窓口 ~「こども家庭センター」の役割~

更新日:2022年3月31日更新 印刷ページ表示

こども家庭センター版

子育て相談の総合窓口「こども家庭センター」とは?

 令和4年4月、奈良市の新たな子育て支援の総合拠点として柏木町に新しくオープンする「奈良市子どもセンター」。
 「キッズスペース」「地域子育て支援センター」「子ども発達支援」「こども家庭センター」「児童相談所・一時保護所」が連携をとりあう子育て支援の総合拠点となります。
 中でも「こども家庭センター」は、すべての妊産婦、子育て世帯、こどもへ一体的に相談・支援を行う窓口ということですが、一体どんな役割を担っているのでしょうか?奈良市子育て相談課の岡本あいさんにお話を聞きました。
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18歳までの子どもを持つ家庭をまるごと支援

 「全ての子どもに笑顔を、希望の光を」をコンセプトに、子どもが笑って過ごせるための支援をしています。大切なポイントは、子どもが笑顔になるためには、保護者が笑顔であるということ。保護者の安心が、子どもに安心を与えます。
 たとえ逆境体験があったとしても、子どもにとって、保護者は子どものルーツであり、大切な存在です。だからこそ、保護者(妊産婦含む)の支援も大切にしながら、18歳までの子どもを持つ家庭をまるごと支援するという役割を担っています。だから窓口の名称は「こども家庭センター」なのです。

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18歳までの子どもを持つ家庭のさまざまな悩みに支援を行う

まずは「聴く」ことから

 日々さまざまな相談が寄せられます。みなさん「不安」を持っていらっしゃいますので、まずは「聴く」ことを大切にしています。100人いれば100通りの相談と解決方法があります。その問題点の背景を見つめることで別の原因が見つかるというケースもあります。
 例えば、ショートステイを希望されたご家庭は、周りに預ける先がないということ、普段どんな暮らしをしておられるのか……、そんな視点から別の支援を見いだせることもあります。
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ワンストップ支援

 子どもと家族の全般的な相談ができるよう、社会福祉士、臨床心理士、保健師、保育士、教員などの専門職が揃っています。まずはお話を聴き、必要な場合は、他の機関と連携して必要なサポートにつなげます、
 例えば、子どもの反抗期、不登校・ひきこもりなどの相談があった場合は、必要に応じて学校や教育委員会と連携を図ります。時には子どもの立場、保護者の立場、学校の立場それぞれから話を聴いて関係を調整することも。柔軟に対応しながら、ご家庭にあった解決方法を一緒に考えていきます。
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子どもの話を聴いてくれる大人が地域にいるということを知ってほしい

 子ども達は、色々な人との関係の中で育ちます。例え辛いことがあったとしても、温かい関わりや頼れる大人がそばにいるだけで、子どもたちは目に見えて変化していきます。
 児童福祉法第2条に「国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う。」とあります。子どもが辛いときに、話を聴いてくれる大人が地域にいるということ、問題を一緒に考え関わってくれる大人がいるということを知ってほしいです。

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保護者の「孤立」を防ぐ

 子どもの問題の背景に、保護者自身が困難を抱えている場合があります。夫婦関係や家庭内の不和、保護者自身の病気や障がい、介護の問題、経済的な問題などです。
 相談に行けない状態であれば、こちらから出向いていくこともあります。その人、その家庭に合わせたサポートをしています。
 昔は地域みんなで子育てをしていた環境がありましたが、プライバシー問題や少子化の影響で隣近所の方の顔すらわからない時代が子育て世代の「孤立」を生んでいます。その上、ネットには情報が溢れていて、悪い情報を信じて不安を高めてしまうこともあります。ちょっとしたことを話合える人、しんどいときに伴走してくれる人がそば(地域)にいることが大切です。

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私たちは一緒に考える伴走者

 「こんなこと相談してもいいのかな」「精神的にイライラするな」……そんな時こそ利用してもらいたいです。子育ては乳幼児期だけが大変ということではありません。学齢期以降も悩みは尽きません。気軽に相談してもらえる窓口でありたいと思っています。
 今は、コロナ禍ということで、お家時間が増え、出かけることも預けることもできにくくなっています。人に頼るということが減ってきています。また子どものタブレットやスマホ依存問題における親子喧嘩など、家庭問題の内容も変わってきています。どの世帯もサポートが必要な状態なのかもしれません。問題に応じて「何ができるか」を一緒に考えていく伴走者のような存在でありたいと思っています。
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新しい奈良市子どもセンターについて

 これまで以上に幅広い専門職がワンフロアに集結し、より深いネットワークで課題と向き合っていける体制が整いました。奈良市子どもセンターには、就学前の子どもの発達相談ほか、乳幼児期から親子で集える地域子育て支援センターや、思いきり体を動かして遊ぶことができる全天候型の遊び場「キッズスペース」も併設されています。遊びに来たついでに、子育てや家庭のちょっとした不安を気軽に相談してもらえたらうれしいです。

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住所:〒630-8031 奈良市柏木町263番地の2

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