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食品による子どもの窒息事故に注意しましょう
2020年4月1日更新
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食品による子どもの窒息事故に注意しましょう
厚生労働省「人口動態調査」の調査票情報では、平成22年から平成26年までの5年間で子ども(14歳以下)の窒息死事故623件のうち、食品による窒息死事故は約17%(103件)でした。また食品による窒息死事故103件のうち、87件が6歳以下の子どもで発生しています。
食品の分類 | 件数 |
---|---|
菓子類(マシュマロ、ゼリー、団子など) | 11件 |
果実類(りんご、ぶどうなど) | 5件 |
パン類(ホットドッグ、菓子パンなど) | 4件 |
肉類(焼肉、唐揚げなど) | 3件 |
その他の食品(餅、寿司、チーズ、そうめんなど) | 8件 |
原因となる食品不明 | 72件 |
計 |
103件 |
<食品による子どもの窒息事故を予防するポイント>
食品の与え方
(1)食品を小さく切り、食べやすい大きさにして与えましょう。
(2)一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、飴やタブレットなどのどに詰まりやすい食品を食べさせる場合は大きさに注意しましょう。
(3)誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの硬い豆・ナッツ類は、3歳頃までは食べさせないようにしましょう。
(4)年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう保護者が注意しましょう。
食事中に注意すること
(1)遊びながら、歩きながら、寝ころんだまま食品を食べさせないようにしましょう。
(2)急いで飲み込まず、ゆっくりと良くかみ砕いてから飲み込むよう促しましょう。
(3)食事の際は、お茶や水などを飲んでのどを湿らせましょう。
(4)食品を口に入れたまま話したり、何かをしながら食事をしたりさせないようにしましょう。
(5)食事中に眠くなっていないか、正しく座っているかに注意しましょう。また、食事中に驚かせないようにしましょう。