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食品による子どもの窒息事故に注意しましょう

更新日:2023年3月1日更新 印刷ページ表示

注意喚起

< カットパンによる窒息事故について >
 カットパンによる乳児の窒息事故が発生したと独立行政法人 国民生活センターが令和3年10月19日に公表しました。
詳細はhttp://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20211019_1.html<外部リンク>(独立行政法人 国民生活センターホームページ)
1歳前後の乳幼児に食べ物を与える際は、無理なく食べられるよう、小さく切って与え、飲み込むまで目を離さないよう注意しましょう。

 

< 食品による子どもの窒息・誤嚥事故について >

 厚生労働省の人口動態調査によると、平成26年から令和元年までの6年間に、食品を誤嚥して窒息したことにより、14歳以下の子どもが80名死亡していました。そのうち5歳以下が73名で9割を占めていました。

事故の原因となった食品
食品の分類 件数
17件
菓子類(ゼリー、ドーナツ、あめなど) 13件
肉・魚類 8件
果物(リンゴ、ブドウなど) 6件
パン・ごはん 2件
その他 5件
原因となる食品不明 29件

80件

< 窒息・誤嚥事故防止のため、以下のことに注意しましょう。 >

(1)豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は5歳以下の子どもには食べさせないでください。喉頭や気管に詰まると窒息しやすく、大変危険です。小さく砕いた場合でも、気管に入りこんでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
(2)ミニトマトやブドウ等の球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。乳幼児には、4等分する、調理して軟らかくするなどして、よくかんで食べさせましょう。
(3)食べているときは、姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。物を口に入れたままで、走ったり、笑ったり、泣いたり、声を出したりすると、誤って吸引し、窒息・誤嚥するリスクがあります。
(4)節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。      

< 異物がのどに詰まってしまったら ~気道異物除去の方法~ >

 乳児に対する気道異物の除去については、乳児に反応がある場合には、背部叩打法と胸部突き上げ法を実施します。
背部叩打法は、救助者の片腕の上に乳児をうつぶせにして乗せ、手のひらで乳児の顔を支えながら、頭部が低くなるような姿勢にして突き出します。もう一方の手の付け根で、背中の真ん中を異物が取れるか、反応がなくなるまで強くたたきます。
 胸部突き上げ法は、救助者の片腕の上に乳児の背中を乗せ、手のひらで乳児の後頭部を支えながら、頭部が低くなるよう仰向けにし、もう一方の手の指2本で、胸の真ん中を力強く連続して圧迫します。(心肺蘇生の胸骨圧迫と同じ要領です。)
 なお、乳児に対しては、腹部突き上げ法(ハイムリック法)を行ってはいけません。
 反応がなくなった場合は、ただちに助けを呼び119番通報を実施し、乳児に対する心肺蘇生を開始します。
                            (総務省消防庁ホームページより)
 詳しくは、総務省消防庁ホームページをご参照ください。

 

ボタン電池を誤飲しそうな赤ちゃんのイラスト<外部リンク>

 

 

 

 

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