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麻しん・風しん(MR)予防接種
重要なお知らせ
令和7年4月1日から令和9年3月31日までMRワクチンの特例措置が実施されます。
特例措置の情報は特例措置についてをご確認ください。
通常の定期接種対象者の方は麻しん・風しん混合(MR)ワクチンについてをご確認ください。
麻しん・風しんについて
麻しん | 麻しんは『はしか』とも呼ばれ、麻疹ウイルスによる空気感染によって起こる急性熱性発疹性の感染症です。非常に感染力が強く麻疹にかかった場合、特に治療法はなく感染から回復までに約1か月間免疫機能低下状態が生じます。そのため、細菌による二次感染やその他の合併症で重症化を招く場合があります。 |
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風しん | 風しんウイルスの飛沫感染によって起こる急性の熱性発疹性感染症で、流行期には春先から初夏にかけて多く患者の発生が見られます。発疹や熱は約3日間で治るので『三日ばしか』とも呼ばれます。好発年齢は、集団生活に入る1~9歳頃で幼児と小学校低学年に多く発生していましたが現在は10歳以上の患者数の割合が増加傾向にあり、大人になってからかかると重症になります。※妊婦が妊娠早期に風しんにかかると、先天性風しん症候群といわれる病気により、心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。 |
MRワクチンは、麻しんと風しんとの混合ワクチンです。1回の接種で麻しんと風しんの免疫を同時につけることができます。ただし、ワクチンの効果を高めるため2回接種が必要です。1回の接種で約9割免疫を得ることができますが、時間とともに徐々に免疫は減少していくため、2回目の追加接種は低下した免疫を再び高めることができ、非常に効果があります。
麻しん・風しん混合(MR)ワクチンについて
対象者
接種当日、奈良市に住民登録がある者
接種回数 | 対象者 |
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第1期1回 | 1歳から2歳に至るまで(2歳の誕生日の前日まで) |
第2期1回 | 平成31年4月2日から令和2年4月1日生まれの5歳児(年長児) ※就学前の1年間(令和7年4月1日から令和8年3月31日)に受けてください |
特例措置の情報については特例措置についてをご確認ください。
接種費用
無料
対象年齢を過ぎると任意接種(全額自己負担)となります。
接種方法
個別接種(市内登録医療機関に予約の上、接種を受けてください)
- 市内登録医療機関は、子どもの予防接種についてのページをご覧ください。
- 「予防接種と子どもの健康」をよく読んで、予防接種の意義を理解したうえで、接種を受けてください。
特例措置対象者の方は事前の手続きが必要です。特例措置についてをご確認ください。
接種実施期間
通年
持ち物
- 母子健康手帳
- マイナンバーカード等本人確認ができる書類
- 予防接種予診票綴り
特例措置について
令和6年度MRワクチン供給の偏りを理由に接種対象期間内に定期接種を受けられなかった方がいることから、令和6年度に定期接種対象の未接種の方に対して2年間(令和7年4月1日~令和9年3月31日)の特例措置が実施されます。
接種には事前の手続きが必要です。申請方法は事前申請から接種までの流れをご確認ください。
対象者
接種当日、奈良市に住民登録がある方
接種回数 | 対象者 |
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第1期1回 | 令和4年4月2日~令和5年4月1日生まれの未接種者 |
第2期1回 | 平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれ(小学校1年生)の未接種者 |
実施期間
令和7年4月1日~令和9年3月31日
※ワクチンの供給状況などにより予約から接種までに時間がかかる場合があるため、早めの予約をお願いいたします。
接種費用
無料
令和9年3月31日を過ぎると任意接種(全額自己負担)となります。
注意点
- 個別接種(市内登録医療機関に予約の上、接種を受けてください)
- 「予防接種と子どもの健康」をよく読んで、予防接種の意義を理解したうえで、接種を受けてください。
- 接種には事前の申請が必要です。事前に申請がない場合は任意接種(全額自己負担)となりますのでご注意ください。
- 申請をもとに奈良市より承認書付き予診票を交付しますので、医療機関へ持参して接種を受けてください。
事前申請から接種までの流れ
(1)接種医療機関を決める
事前に接種医療機関を決定の上で申請してください。申請後に接種医療機関を変更した場合は再度申請が必要となります。
市内医療機関で接種する場合
市内登録医療機関は、子どもの予防接種についてのページをご覧ください。
市外(県内)医療機関で接種する場合
奈良県内の相互乗り入れ医療機関に限ります。相互乗り入れ医療機関については、健康増進課までお問い合わせください。
県外医療機関で接種する場合
- 里帰りや県外医療機関に入院中の場合など特別の事情があり、奈良市内で予防接種を受けることが困難な方が奈良県外において接種を受けられる場合は、「奈良市定期予防接種依頼書」が必要になります。「奈良市定期予防接種依頼書」とは、奈良市長が実際に接種を行う市町村長(または医療機関)に対して、予防接種の実施を依頼する書類です。予防接種の実施により、万が一重大な健康被害が生じた場合には、奈良市が救済の事務手続きを行うという内容のものです。
- 費用は医療機関の窓口にて一旦全額お支払いいただき、後日奈良市に請求していただくことで償還払い(払い戻し)いたします。払い戻しできる金額には上限があります。MRの上限額は2歳以上6歳未満の場合10,052円、6歳以上の場合9,224円です。
- 申請前に希望する医療機関の所在する自治体(市町村)の予防接種担当課へ連絡し、「奈良市定期予防接種依頼書」の相手先が市町村長もしくは、医療機関長のどちらであるかを確認してください。
(2)申請する
申請に必要なもの
窓口で申請される場合(はぐくみセンター3F 健康増進課)
母子健康手帳など接種歴がわかるものを持参し、はぐくみセンター3階健康増進課で手続きを行ってください。
電子で申請される場合
- 承認書付き予診票を郵送でするため郵送料のご負担が必要です。郵送料の支払い方法はクレジットカードまたはPayPayのみとなります。郵送料金は110円または410円かかります(速達希望の有無により金額は異なります)。
- 母子健康手帳など接種歴が分かるものをご用意して電子申請を行ってください。
(3)承認書付き予診票を交付します。
申請書の内容が確認でき次第、承認書付き予診票を交付します。
- 窓口:当日承認書付き予診票をお渡しします。
- 電子申請:希望先へ承認書付き予診票を郵送します。郵便事情により1週間から10日程度かかります(速達を希望した場合を除く)。
電子申請の内容に不備や不明な点がある場合は、電話やメールで確認させていただきます。ご回答が得られるまで承認書付き予診票の交付を行なうことができませんのでご了承ください。
令和7年度に交付する承認書付き予診票の有効期限
- 4月1日から9月30日までに交付された場合 交付日から6か月
- 10月1日から3月31日までに交付された場合 令和8年3月31日
予防接種を受ける際の持ち物
- 承認書付き予診票
- 母子健康手帳
- マイナンバーカード等本人確認書類
- (市外のみ)医療機関から奈良市への料金請求に係る郵送費110円切手1枚