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妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~
更新日:2021年10月8日更新
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妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針
~妊娠前から、健康なからだづくりを~
「妊産婦のための食生活指針」は、妊娠期及び授乳期における望ましい食生活の実現に向けて、平成18年2月に「『健やか親子21』推進検討会」で策定されました。
今般、本指針の策定から約15年が経過し、健康や栄養・食生活に関する課題を含む妊産婦を取り巻く社会状況等が変化していること等を踏まえ、「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~」としてとりまとめられましたので、お知らせします。
改定の内容
- 妊娠、出産、授乳等に当たっては、妊娠前からの健康なからだづくりや適切な食習慣の形成が重要です。このため、改定後の指針の対象には妊娠前の女性も含みます。
- 妊娠前からの健康づくりや妊産婦に必要とされる食事内容とともに、妊産婦の生活全般、からだや心の健康にも配慮した、10項目から構成します。
- 妊娠期における望ましい体重増加量については、「妊娠中の体重増加指導の目安」(日本産科婦人科学会)を参考として提示します。
妊娠中の体重増加指導の目安*
* 「増加量を厳格に指導する根拠は必ずしも十分ではないと認識し,個人差を考慮したゆるやかな指導を心がける.」産婦人科診療ガイドライン編 2020 CQ 010より
** 体格分類は日本肥満学会の肥満度分類に準じた。
10項目の指針
- 妊娠前から、バランスのよい食事をしっかりとりましょう
- 「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
- 不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと
- 「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に
- 乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に
- 妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
- 母乳育児も、バランスのよい食生活のなかで
- 無理なくからだを動かしましょう
- たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
- お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから
指針のことをもっと知りたい方へ
指針について詳しくわかる資料
厚生労働省 「妊娠中と産後の食事」<外部リンク>